バンタム級。ダドソン8位、ムニョス10位。
2月3日のUFN125で組まれていた試合だが、ペドロが前日計量で4ポンドオーバー。ダドソンが対戦を拒否して試合が消滅したが、仕切り直しで今回にスライドしている。今回はムニョスもしっかり体重を落として試合は成立した。
フライ級でDJのタイトルに2度挑戦し2度とも判定で敗れたダドソン。2度目の敗戦後、階級をバンタムに戻したが、ここまで2勝2敗。2敗はいずれもスプリット判定負け。ここ最近は打ち合わずポイントアウトを狙う試合が増えているが、僅差の展開で判定を落としている
空手・柔術がバックボーンのムニョス。UFC5勝2敗1NC。ジミー・リベラに判定負けした後から4連勝中。うち、3試合は得意技のギロチンでタップを奪っている。
体重は守ったとはいえ、もともとフライ級のダドソンよりは体格で上回るムニョス。ミドルを蹴っていく。ダドソンは時折飛び込んでワンツー。間合いを詰めて膝を入れたムニョス。ステップで位置を変えてパンチを打ち込むダドソン。テンカオ。ムニョスも飛び込んでパンチを出していくがダドソンが素早く位置を変えてかわす。間合いを詰めるムニョスだが手数ではダドソン。ホーン。
1Rダドソン。
2R。ムニョスの蹴りをキャッチしてパンチを入れたダドソン。ムニョスどんどん間合いを詰めていくがダドソンにかわされる。しかしケージに詰まったところでテンカオからパンチ連打を打ち込みヒット。前に出てくるムニョスに対し、ダドソンがかわしざまにパンチを入れていく展開が続く。ムニョスの前蹴りのタイミングでダドソンがスーパーマンパンチを放ったが、そのために前蹴りがもろにローブローに。股間を押さえて前かがみになったダドソンにムニョスがパンチを打ち込んだがレフェリーに分けられる。それほどダメージはなく再開したがすぐホーン。
2Rもダドソン。
3R。ガンガン出ていくムニョス。パンチを打ち込むが、ローがまたローブローになりタイムストップ。確かに低かったものの、股間に入ったという感じではなかったが。再開。ステップし続けるダドソン。ムニョスが出て行くがかわしてパンチを打ち込むダドソンという展開が続く。ダドソンの前蹴りをキャッチしたムニョスがそのままタックルに。尻餅をつかせる。寝かされないダドソンだがバックに回った。残りわずかで離してパンチを打ち込むムニョス。ダドソンも打ち返し右がヒット。ホーン。
29-28ムニョス、30-27ダドソン、29-28ダドソン。スプリットでダドソン勝利。
メディアのジャッジも30-27ダドソン、29-28ダドソン、29-28ムニョスで割れているが、やはりダドソン支持が多い。
John Dodson def. Pedro Munhoz :: UFC 222 :: MMA Decisions
3Rのみはムニョスかと思ったが、1,2Rにもムニョスに入れたジャッジがいたのか。すっかりリスク回避型ファイターになってしまったダドソン。バンタムではスピードがアドバンテージになるからできる戦い方かもしれないが、よほど圧倒しないとまたジャッジに負けにされる展開もありそう。