ホニー・トーレス vs. ジェミール・ザフロフ
重いパンチを打ち込むトーレスに対し、ザフロフもヒットすればKOできそうなパンチを放っていく。お互い当たればKOできるパンチを持っているが、トーレスは時折シングルレッグでのテイクダウン狙いを混ぜていく。一瞬倒されるザフロフだがすぐに立って寝かされない。パンチを貰い鼻血を出しているトーレス。タックルも仕掛けるトーレスだが、ザフロフは打撃だけで迷いがない。トーレスのパンチを貰っても引かない。一方のトーレスは、ザフロフのパンチをもらうとタックルを狙っていくので、打撃で押されているのはトーレスに見える。
2Rに入り、打撃ではザフロフが押し始めた。トーレスはザフロフがバランスを崩したところでグラウンドに持ち込もうとするがすぐに立たれる。パンチのヒット数も徐々にザフロフが上回る。ローも効いてきた。ワンツーが入りついにトーレスダウン。ザフロフパウンド。トーレスはガードで凌いで3Rに。
判定でも間違いなく劣勢なトーレスはパンチで勝負をかけていく。しかしザフロフが距離を取りトーレスのパンチは空を切る。ザフロフは倒しに行かず。安全策に切り替えたか。しかし要所でパンチを効かせているのはザフロフ。トーレスは手も出なくなってきた。最後まで冷静に見続けるザフロフ。タイムアップ。
判定3-0でザフロフ勝利。ここ数年、非北米メジャー最強と言われていたホニー・トーレスを恐るべきロシア人が下す。
下石康太 vs. マンスーイ・ベルナウイ
タックルに入った下石にベルナウイはクリンチアッパー連打。さらに低いタックルに入る下石だがスプロールして足に触らせないベルナウイ。ケージに押し込む。肩パンチ。首相撲からパンチを入れたベルナウイだが離れた。ステップを踏みながらパンチを入れていく下石。ボディ。パンチからタックル。シングルレッグで足をクラッチすることに成功。振って倒した。背中を付けたベルナウイ。ハーフからベルナウイ綺麗にスイープ。上からギロチンを狙ったが下石は外すと押し込んでまたシングルレッグへ。また倒した。テイクダウンで1ポイント入るルールでは非常に効果的。が、ベルナウイはパワーでまたスイープ成功。ハーフからマウントを狙った所で1R終了。
最後のマウントはきれいに形に入っていなかったのでポイントにはならないか?下石も良く戦っているが、フィジカルの差は歴然。
2R。ベルナウイ飛び蹴りからクリンチアッパー連打。下石圧されて潰されるが立つと脇を差しテイクダウン狙い。ベルナウイはクリンチアッパーからボディに膝。そこにまたシングルレッグを仕掛ける下石。ベルナウイはこらえるとギロチンへ。振りほどいた下石がまたタックルに行くと、ベルナウイはモモセで殴る。下石膝をついてタックルに行くがベルナウイこらえて入れ替えるとまたクリンチアッパー連打。下石も打ち返す。ベルナウイは首相撲にして膝。再びタックルに入った下石。そのまま後方に回転。倒しきれず。消耗してそうな下石。ケージに押し込まれ膝を入れられる。セコンドからの「打撃で勝負してもいいぞ!」のアドバイスを受けて離れた下石。しかしベルナウイはすぐ距離を詰めて首相撲にして膝。下石またタックルに。倒した。ハーフからパウンド連打を打ち込む。疲れはあると思うが攻めを止めない。ホーン。
ベルナウイの密着状態のパンチがどれだけポイントに換算されているかがわからない。北米基準なら2Rともベルナウイだが、RoadFCのルールならテイクダウンするだけでも確実にポイントが入る。そのポイントでどれだけの差がついているか。
3R。先にパンチを出していく下石にベルナウイまた組みついていく。しかしベルナウイちょっと疲れた?振りほどいてパンチを入れる下石。ベルナウイの前蹴りをもらった下石が後退。ベルナウイ首相撲から膝。下石シングルレッグに入るが、ベルナウイ切るとバックマウントに。チョーク。落ちた?レフェリー止めた。
下石、フィジカルで上回るベルナウイ相手に良く戦ったが、ベルナウイが上を行った。
RoadFCライト級100万ドルマッチ出場者決定トーナメントの決勝はロシアのザフロフ vs. フランスのベルナウイに。