格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFN128:ボーナス発表/総評

ファイト・オブ・ザ・ナイト:マラブ・デヴァリシビリ vs. リッキー・シモン

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:シアー・バハドゥルザダ、デイヴィッド・ブランチ

メインはリーが圧倒。テイクダウンしてからリカバリーを許さず、強烈なパウンドを落とす様はヌルマゴメドフのようだった。他の試合でもあったが、立つ動きの一つとして亀になって立つというものがあるが、リーの場合はその体勢からチョークを決めることが得意技として知れ渡っているので、バルボーザも背を向けることができず、押さえ込まれ続けてしまった。そんな中でも必殺のバックスピンハイキックでKO寸前まで追い込むチャンスがあったが、おそらく無意識のタックルで凌ぎきった。逆に言えばバルボーザのミスだったかもしれない。もったいなかった。

ヌルマゴメドフよりはテイクダウン・パウンドは劣るかもしれないが、逆に打撃ではリーが上回る気がするので、実現したらどういう展開になるか読めない。が、やはり1ポンドオーバーが気になる。たった1ポンドとはいえ、ルールを守れなかったわけだから、オーバーして勝った選手にはチャンスを与えてほしくはない。UFCはすでに体重オーバーでルーク・ロックホールドに勝ったヨエル・ロメロをミドル級次期挑戦者に選んでいるので、今回もそうなりそうなるかもしれないが。

ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した試合はUFCでははじめてのケースに。技をかけたままタイムアップとなり、終了後に意識を失っていた場合はテクニカルサブミッションで勝利となるとのこと。これはラウンドインターバルなどでも一緒なのだろうか。ルールなら仕方ないが、終わった後のデヴァリシビリの様子を見ても、完全に落ちていたわけではなかったし、ちょっとスッキリしなかった。こういうルールなら、DJの5R4分59秒一本勝ちも理論上は記録更新できることになる。

K太郎は完敗。打撃で完全に遅れを取り、テイクダウンは何度も奪っていたが、マーティンは下からホールドしたり、スクランブルで立ったりして、うまくディフェンスしていた。勝てない相手への負けなら諦めもつくが、もっと他に攻めようがなかったかと思ってしまった。