フェザー級。
ペルーのバンデナイは24歳。昨年8月、代役でUFCデビューすると、わずか26秒でハイキックKO勝ち。今年5月のチリ大会では、パンチでダウンした後、ガードから腕十字を仕掛けたところでスラムで叩きつけられ、わずか39秒でKO負け。UFC2戦でまだ1分5秒しか戦っていない。
アメリカのアーネットはローカル13連勝(うち8戦が1Rフィニッシュ)でコンテンダーシリーズに参戦したが判定負け。負けたにもかかわらずUFCデビューしたがKO負け。2戦目も手数が少ないまま判定負けして現在3連敗中。
慎重な立ち上がりで早くもここまで2試合の合計タイムを超えたバンデナイ。パンチから左ハイを打ち込むが、アーネットも右ミドルをヒットさせた。距離を詰めるアーネットを嫌って間合いを取るバンデナイだが、ケージまで下がったところにアーネットがタックル。押し込むが、バンデナイ逆に押し返すと足をすくってテイクダウン。しかし寝技には行かず、アーネットの立ち際に打撃を入れる。アーネットまたタックルで組んで押し込み。バンデナイが左ミドルを入れると若干体を前傾させるアーネット。ボディが効いた?さらに膝を入れたバンデナイだが、アーネットまた組み付くと投げを狙う。ホーン。
1Rバンデナイ。
2R。口が開いているバンデナイ。アーネット組んで押し込む。膝を入れる。膝を打ち返すバンデナイだが押し込まれたままの展開。しかしアーネットの膝がローブローになりブレイク。打撃でバランスを崩したアーネットにバンデナイが飛び込んでいくが、また組まれて押し込まれる展開に。残りわずかでバンデナイがタックルに入るとアーネットはギロチンで引き込む。しかし外れた。ホーン。
2Rはアーネット。バンデナイはスタミナ切れなのか、手数がぐっと減った。
3R。アーネットがプレスすると下がるバンデナイだが、ワンツーからミドルを入れる。しかしパンチを打たれてケージ際まで後退。パンチにもスピードがないバンデナイ。空振りが多い。アーネットが単発だが確実にジャブやミドルを入れていく。四つに組んだアーネットが外掛けテイクダウン。踏ん張りが効かないのか簡単に倒されたバンデナイ。サイド。ガードに戻したバンデナイだが肘やパウンドをもらう。足も効いてないので強いパウンドを入れられている。立ち上がって強いパウンドを入れるアーネット。バンデナイ凌ぐだけでタイムアップ。
29-28、29-27×2の3-0でアーネット勝利。
UFCでは長期戦を戦っていなかったバンデナイ、2R以降にスタミナ切れで失速し完敗。