格闘技徒然草

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UFC240:第5試合・ハキーム・ダオドゥ vs. 堀江圭功

フェザー級

地元カナダのダオドゥ。若い頃は荒れており、少年院に入っていたこともあったが、ムエタイを始めて更生。アマ・プロでキャリアを積んでMMAに。WSOFカナダでプロデビューすると、1引き分けを挟んで6連続KO勝利。元UFCファイターのスティーブン・サイラーに初の判定ながら勝利するとUFCと契約。が、UFC初戦ではいきなりパンチでダウンを喫しギロチンを仕掛けられ秒殺一本負けでMMA初黒星。その後連勝したが、いずれも打撃のヒット数で上回っての判定勝ち。

空手がバックボーンの堀江はパンクラスでプロデビュー。若手の登竜門・ネオブラで優勝すると、元UFC田村一聖と対戦したが、KO負けでMMA初黒星。その後2連勝したものの、パンクラスでもまだタイトルに挑戦するところまで行けていない状態で、いきなりのUFCデビューというのは、大抜擢なのか時期尚早なのか。

ステップを繰り返す堀江。飛び込んでワンツーを放ったが空振り。飛び込みのフェイント。ローを入れたダオドゥ。堀江もロー。距離をキープしステップを繰り返す堀江だがダオドゥがじわじわ出て次第にケージ際に。コンタクトがなく会場からはブーイング。間合いがつまり堀江が出した右がヒット。さらに出てきたダオドゥに右が入ってバランスを崩したダオドゥ。すぐに立つ。また距離をキープする堀江。ケージ際から飛び込んでオーバーハンドのパンチを打ち込むが空振り。ダオドゥがカウンターを打ち込む。堀江がパンチから足をかけて倒したが、距離がありそのまま立たせる。残り1分。堀江今度はタックル。倒した。すぐに立つダオドゥにアッパーを放ったがダオドゥもパンチを返す。また距離を取る堀江。飛び込んでパンチを入れたがかわされカウンターをもらう。ホーン。

1Rヒット数はほぼ五分。判断が分かれそう。堀江の飛び込みが読まれてきたらカウンターが怖いところだが。

2R。堀江飛び込みからそのまま組もうとしたが、組めずに離れ際にパンチを放つ。若干距離が近くなっている。ダオドゥ間合いを詰めてくる。大きく距離を取る堀江だがダオドゥ追いかけてくる。飛び込んで組んだ堀江だがダオドゥの組んでの打撃をもらう。堀江の飛び込んでの右がヒットしたが、ちょっとスピードが落ちてきたか。飛び込んで右を入れるがダオドゥも右を返す。飛び込んでの単発のパンチは入っているが、その後に打撃を返されてしまう堀江。パンチから四つに組み付こうとしたが肘で引き剥がされた。左ボディを入れた堀江。飛び込んで右。だいぶ飛び込みが読まれている。ホーン。

2Rダオドゥ。

3R。先に手を出すダオドゥ。堀江ワンツー。ダオドゥは飛び込んでくる堀江にパンチを合わせていく。飛び込んでの打撃から組もうとするとダオドゥの打撃をもらってしまう堀江。飛び込みのパンチがヒットしなくなってきた。左ボディから初めてケージに詰められた堀江。ボディへの膝をもらい前かがみになる。打たれる堀江だがパンチを返しなんとか脱出。しかし大振りのパンチを出して背中を向けてしまう。動きが雑になってきた。またケージを背負う堀江。ダオドゥが肘を打ち込む。なんとか逃れて距離を取った堀江。飛び込みから組むがまた押し込まれる。膝をもらった。ダオドゥの肘が入る。動きが鈍っている堀江だがなんとか右を打ち込み脱出。が、ダオドゥの左ハイをもらいダウン!堀江は座った体勢だったがレフェリー止めた。

意識は飛んでなかったが、仮に止められなくてももう逆転の目はなかった。

自分の動きはできていた堀江だがそれが通用せず。初戦にしては厳しい相手ではあるが、UFCでは育ててもらえるマッチメイクは期待できないので、このレベルと勝負できないなら今後も厳しい。なんとかレベルを上げていくしかない。