ライトヘビー級タイトルマッチ。JJはP4Pランキングでも1位。レイエス4位。
復帰してからのJJは以前の怪物ぶりがややなくなり、リスクを避けた安全運転での勝利が多くなっている。ミドル級から上げてきたアンソニー・スミスやチアゴ・サントス戦は6倍以上の圧倒的なオッズ差だったがいずれも判定。サントス戦に至ってはキャリア初のスプリット判定で、リーチを活かし遠い距離からの打撃を入れるリスクを避けた戦いぶりはスリリングさには欠けた。
未だ無敗のアスリート・レイエス。本人は「JJはまだレスラーやボクサーとは対戦しても、アスリートとは対戦していない」と言っている。たしかにレスラーとしての実績では、オリンピックに出場したコーミエとは比較するまでもないが、身体能力という面ではレイエスが上かもしれない。が、オッズはスミスやサントスよりは競っているとはいえ、JJの復帰戦だったグスタフソン戦よりも差が開いている。
関節蹴りを入れるJJ。ロー。レイエス、積極的にパンチで攻める。まだちょっと間合いが遠いか。JJカーフキック。JJのろーにタイミングをあわせてパンチがヒット。バランスを崩したJJ。レイエスパンチで出る。JJまっすぐ下がりパンチを貰う。ケージまで下がって凌いだ。じわじわ出るJJ。ミドル、パンチを打ち込むレイエス。またじわじわ出るJJ。前蹴り。左ハイを放ったJJだがかすったのみ。右ハイはガードの上。ステップし続けるレイエス。ホーン。
1Rレイエス。しかしラウンド後半からJJペースに。
2R。また出ていくJJ。ミドル。レイエス前に出てパンチを打ち込む。背中を見せて下がったJJを追いかけてパンチを打ち込むが、ヘッドムーブでかわしているJJ。距離を取って逃れた。また出ていくJJ。下がりながらもパンチを入れているレイエス。JJはまだ様子を見ながら攻めている。ジャブがヒット。左が相打ち。残り1分。サイドキック。JJの飛び込んでの右にアッパーを合わせたレイエス。一瞬動きが止まったJJしかしすぐ出る。ホーン。
2Rレイエス。まだペースを渡さない。
3R。また出ていくJJ。右を入れたJJ。一発のみ。返してきたレイエスに背中を見せて距離を取り逃れる。出てくるJJにローを入れるレイエス。出てくるところにアッパー。JJタックル!こらえたレイエス。肘を入れて離れる。距離を取りながらパンチを出していくレイエス。JJ飛び蹴りからタックルに入るがホーン。
微妙だが有効打ではレイエス。
4R。レイエスのパンチがヒット。JJまたケージまで下がる。パンチを打たれたがJJタックル。テイクダウンされかけたがこらえた。しかしまたタックル。尻もちまでついたが立って正対したレイエス。JJ出ていく。パンチを入れて離れるレイエス。JJまたタックル。倒しかけたがバックを取らせてこらえたレエす。クラッチを切って離れる。パンチから肘を入れてケージに押し込んだJJだがレイエス引き剥がす。両者疲れはあるはず。出ていくJJ。残り1分。出ていくJJ、距離を取りながらパンチを入れるレイエス。JJの右がヒット。ホーン。
このラウンドはJJか?
5R。JJ飛び込んでタックル。倒したが寝かされる前に立つレイエス。バックを取るJJだが立って逃げられる。JJどんどん出る。JJミドル。サイドキック。JJのハイをかわしてパンチを入れたレイエス。疲れているがまだ手は出る。残り1分。バックスピンキックをボディに入れるJJ。レイエスは逃げ切り。タイムアップ。
48-47×2、49-46の3-0でJJが王座防衛。しかし際どい試合だった。
メディアのジャッジは48-47で割れている。49-46にしたジャッジは2Rもジョーンズに入れている。