格闘技徒然草

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PFL 2021#10:クラレッサ・シールズ vs. アビゲイル・モンテス

女子ライト級。この試合はワンマッチ。

2012・2016年のオリンピックボクシング金メダリストで、プロに転向し、現主要4団体の統一王者であり、12月に王座防衛戦も予定されているボクシングとの二刀流シールズ。今年6月のPFLでMMAデビューし、3勝6敗のブリテニー・エルキン相手にテイクダウンされグラウンドに持ち込まれて苦戦したが、仕留めきれないエルキンスに3Rパンチを打ち込みKO勝ち。

MMA2戦目の相手は21歳でキャリア2勝0敗のメキシカン・モンテス。今回はMMAのキャリアに見合った相手との対戦に。

間合いを詰めてパンチ連打を打ち込んだシールズ。もらったモンテスがタックルに入るが、受け止めてケージに押し込むシールズ。しかしモンテスがボディロックしテイクダウンを狙う。こらえたシールズだがケージに押し込まれる。シングルレッグでテイクダウン狙い。こらえるシールズ。モンテス押し込んで膝。ゴング。

テイクダウンは取られなかったシールズだが押し込まれたままの展開が長かった。しかし押し込みだけで有効な攻撃がなかったので1Rはシールズか。

2R。パンチを入れたシールズだが、モンテスすぐにタックルでケージに押し込む。ダブルアンダーフック。パンチで抵抗するシールズだが組み負けている。差し替えして引き剥がしたシールズ。パンチで出る。ワンツーを入れた。パンチで出ていく。モンテスタックル。テイクダウン。シールズクローズドガード。インサイドからパウンドを落とすモンテス。距離を作ろうとするシールズだがモンテスが上から殴っていく。残り30秒で立った。押し込んでいるモンテス。膝。ゴング。

2Rモンテス。下になるとまだまだのシールズ。

3R。パンチで出るシールズにモンテスはインロー。モンテスタックル。こらえたシールズだがケージに押し込まれる。リアルタイムオッズもモンテスがフェイバリットに。モンテスの投げをケージでこらえたシールズ。逆にダブルアンダーフック。投げた。膝をついたがモンテスだが立った。シールズ離れる。パンチを打ち込むシールズだがモンテスのタックルでテイクダウンを許す。ハーフ。固めるモンテス。抜け出せないシールズ。残り20秒でモンテスマウント。シールズ下から打ち返すがモンテスパウンドラッシュ。タイムアップ。

29-28シールズ、29-28モンテス、29-28モンテス。スプリットでモンテス勝利。

忖度したジャッジが1名いたが、2Rと3Rはシールズに入れる要素なし。現役ボクシング王者だが、MMAへの対応しきれていないことを露呈した。