格闘技徒然草

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UFC277:第4試合・マイケル・モラレス vs. アダム・フューギット

ウェルター級。

エクアドルのモラレスは23歳で13戦全勝。昨年9月にコンテンダーシリーズで勝利しUFCとの契約を決めると、今年1月のUFCデビュー戦では序盤にパンチでダウンし、さらにテイクダウンから肩固めと攻められたが、下がりながらの右フックを効かせると、パンチ連打でダウンを奪い、パウンドで逆転KO勝ち。セミでフライ級暫定王座決定戦に出場するブランドン・モレノと同じエントラムジム所属。レスリング・ムエタイエクアドル王者。

フューギットはUFCデビュー戦。8勝2敗で33歳と若くはない。高校からレスリングを始め、短大を中退後に柔術を学び、その後はムエタイを学んで、プロデビューは27歳。2019年にプロMMAに専念するために仕事をやめたが、そこから決まった試合が流れるの繰り返しで2年以上のブランク。今年2月にLFAでようやく試合が組まれ、コンテンダーシリーズ出場経験のあるソロモン・レフロに43秒でKO勝ちした。

左ハイを放ったフューギット。蹴り主体で攻める。プレスしていく。モラレスの右がヒット。さらに右を打ち込んで出るが、フューギットカウンターのタックル。テイクダウン。パウンドを落とそうとするが、モラレスが足で阻む。パスを狙うフューギットだがガードの中に。フックガード。担ぎパスを狙うフューギットだがモラレススイープ狙いから立った。下の時間が長かったがスタンドへ。モラレスがパンチを打ち込んでいく。鋭い右。フューギット間合いを詰めると左がヒット。しかし連打を返すモラレス。強打を打ち込んでいくモラレス。ホーン。

1R打撃のヒット数ではモラレスだが、フューギットのテイクダウンがどれくらい評価されるか。上になっても特に攻撃はなかったが。

2R。詰めてくるフューギットだが、モラレス余裕を持ってパンチを返していく。フューギットの蹴りをキャッチしてスタンドバックに回ったが、フューギットすぐに引き剥がす。距離を詰めるフューギット。前蹴りから右がヒット。ワンツーを打ち込むモラレスだがフューギットの右をもらう。モラレスアッパー。ワンツー。フューギットも右を返す。モラレスワンツー。モラレス右ボディから左がヒット。残り1分。フューギットがタックルに入るがモラレス引き剥がす。パンチをヒットさせていくモラレス。ホーン。

2Rモラレス。

3R。パンチを入れていくモラレス。フューギット距離を詰めているが、モラレスのパンチを貰いダウン!パウンド!立ったフューギットだがモラレスがラッシュ!さらにヒットしてフューギットが再度ダウンしたところでレフェリーストップ!

パンチの強さに非凡なものを見せたモラレス。相変わらず被弾も多いが、年齢的にも今後が期待できる存在。