格闘技徒然草

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UFC277:第5試合・ドラッカー・クロース vs. ラファ・ガルシア

ライト級。

UFC6勝2敗とそこそこの成績のクロース。バックボーンはレスリング。UFC契約前はKO勝利が多かったが、UFCでは最初の5勝はすべて判定。そこからコロナ感染による欠場と、ジェレミー・スティーブンス戦で、公開計量でスティーブンスに突き飛ばされて負傷しての欠場がある。今年4月の試合は2年のブランク明けとなったが、UFC初戦を急な代役契約で何もできずKO負けしたブランドン・ジェンキンスに差を見せつけて、打撃で圧倒してUFCで初のKO勝ち。

ガルシアは無敗のまま昨年UFCデビューしたが、2試合連続判定負け。3戦目にUFCデビューのナタン・レビーからテイクダウンを奪う展開でようやくUFC初勝利を挙げると、今年4月には、UFC再契約初戦で禁止薬物使用が発覚し、2年の出場停止処分が下っていたジェシー・ロンソンをテイクダウンからのパウンドで攻め、最後はチョークで一本勝ち。しかし、その展開の前に反則のグラウンド膝があり、ロンソンの動きが落ちていたので後味が悪かった。

カーフキックにタックルを合わせたガルシアだが切られる。クロースプレスしていく。下がるガルシア。ケージを背負ったところでパンチを打ち込まれた。クロースタックル。受け止めたガルシア。離れる。クロース打撃で出る。またケージを背負ったところでクロースタックル。受け止めて入れ替えると両者クリンチから打撃を入れ合う。詰めるクロース。またタックル。ダブルアンダーフックから脇をくぐりバックに。テイクダウン。立ったガルシアだがまだスタンドバック。残り1分。クロース足を蹴ってまた倒した。ハーフバックからパウンド。ガルシア反転して足関を狙ったがパウンドをもらう。ホーン。

1Rクロース。

2R。すぐプレスして組んだクロース。受け止めたガルシアに膝。離れる。クロースがパンチで飛び込んだタイミングでガルシアカウンターのタックル。テイクダウン。インサイドからパウンド。ハーフにしたガルシア。パウンドを打ち込んでいくガルシアだが、レフェリーブレイク。タックルに来たクロースをがぶるガルシア。がぶりから膝。離れた。クロース飛び込みアッパー。下がるガルシアを追いかける。ガルシアタックルで凌ぐとボディロックから投げてパウンド。ホーン。

2Rガルシア。

3R。プレスしていくクロース。ガルシアタックル。切った。クロースのパンチにガルシアまたタックル。切りきれず倒した。しかしクロースギロチンに抱えると、放したが立ち上がる。離れ際にパンチをヒットさせた。クロースプレスしていくが、タックル警戒なのか手が出ない。タックルに来たガルシアにクリンチアッパー。ジャブを当てるガルシア。クロースどんどん詰めるが、ガルシアのパンチももらっている。それでも詰めるクロース。左ミドル。ガルシアのタックルを切ってクリンチアッパーの打ち合い。残り1分。クロース詰めてタックル。切ったガルシア。両者ビッグポイントがない。ガルシアタックル。受け止めるクロース。タイムアップ。

三者29-28でクロースが接戦を制した。

序盤の劣勢からテイクダウンで活路を見出したガルシアだったが、打撃で圧されすぎた。