格闘技徒然草

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PANCRASE329:セミファイナル・上田将竜 vs. 鶴屋怜

フライ級。1位上田、3位鶴屋。勝者が王者猿飛流への次期挑戦者となる可能性が高い。

上田は今月35歳になる。昨年10月の暫定王座決定戦では、2度勝っている小川相手に、終始ケージに押し込まれるだけの試合となり、3Rのオープンスコアで判定負けが決まった状態でも展開を変えずに敗戦。先ごろのインタビューでは「カウンターをもらってKO負けしたら今まで築き上げてきたものが全部なくなると思って攻められなかった」と言っていたが、むしろ攻めないことで今までの評価をすべて失ってしまった。試合後は引退を口にしていたが4月に再起。地獄から戻ってきた意地を見せられるか。

6月に20歳となって初試合となる鶴屋。昨年プロデビューしてから4連続フィニッシュ勝利。パンクラスで王座を獲得し、そのままUFCと契約する目論見。4月のパンクラスデビュー戦では、秋葉相手に一瞬腕十字を取られかける場面もあったが、バックを取ると逃さず1Rチョークで勝利。昨年、出稽古に来た上田とスパーした際には、上田曰く「同階級の相手に初めてボコボコにされた」と言うように、鶴屋が圧倒したとのこと。

詰めていきなりタックルに入る鶴屋。ボディロック。投げてテイクダウン。亀の上田にパウンド。ハーフバック。腕をつかんでディフェンスしている上田だが、残った腕で殴っていく鶴屋。落ち着いている鶴屋。顎の上からチョークを狙うが、放してパウンドへ。動けず殴られ続ける上田。パウンドを入れ続けるとレフェリーストップ!

パーフェクトゲーム。上田を完璧にコントロールしてパウンドを入れ続け何もさせず。

王者猿飛流をケージに呼び込み「12月、僕と戦いましょう」と対戦アピール。一言「お願いします」と答える猿飛流。