格闘技徒然草

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UFC on ABC4:第6試合・マット・ブラウン vs. コート・マクギー

ウェルター級。

大ベテラン対決。ブラウンはウェルター級最年長の42歳。UFC16勝13敗。2008年のTUF7に参加して、現在キャリア15年。途中、7連勝で挑戦者決定戦まで駒を進めたことも、3連敗して、次の試合での引退を宣言したことも(何事もなく現役続行)あるが、負けのペースが上がりながらも、まだ生き残っている。ここ2戦はディエゴ・リマにKO勝ちでパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト、ブライアン・バーバリーナにスプリット判定負けでファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞。UFCで12回KO勝ちがあり、今回もKOで勝てば、デリック・ルイスの持つUFC記録(13回)に並ぶ。

マクギーはブラウンが出場した2年後のTUF11に出場し、一本勝ちで優勝。そこから勝ったり負けたりできっちり10勝10敗。20戦しているが、3連勝したのはTUF決勝での勝利+その後の2連勝の時のみ。判定が多く、TUF決勝とUFC本戦デビューで一本勝ちして以来、13年間フィニッシュ勝利がない。フィニッシュ負けも少ないが、歳を重ねるごとにダウンを喫することが増えてきて、昨年6月のジャスティン・ウィリス戦では6年ぶり2度目のKO負けを喫した。38歳。

ボディストレートを入れるマクギー。ジャブ。インロー。手数を出していく。詰めるブラウンだが、マクギーのカーフやジャブをもらう。ローを蹴ったブラウンだがマクギー組んでスタンドバック。マクギーは膝をつかせてバックからたすきでクラッチ。ブラウン立ったが、なおもバックについているマクギー。正対したブラウン。マクギー押し込んで膝。押し込みが続きブーイング。マクギー離れた。ブラウンパンチからカーフキック。マクギーが出るところにブラウンの右がカウンターでヒット!マクギー仰向けにダウン!追い打ち不要のKO!

ブラウンUFC最多記録に並ぶ13KO勝利。スピードやスタミナ、打たれ強さは衰えたが、打撃の重さは健在。