格闘技徒然草

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UFC on ABC5:第3試合・トレバー・ピーク vs. チェペ・マリスカル

ライト級。

ピークはコンテンダーシリーズを経て今年2月にUFCデビュー。UFC0勝2敗のエリック・ゴンザレスに何度もテイクダウンを奪われ続けるも立ち上がり、大振りのパンチがヒットしたところでラッシュしてKO勝ち。キャリア9戦のうち、ノーコンテストになった1試合を除いてKO勝ち。が、UFCデビュー戦を見る限り、あまりレベルが高いストライカーには見えなかった。28歳。

当初はビクター・マルチネスと対戦予定だったが、9日前に欠場。変わってローカル13勝6敗のマリスカルがUFCと契約し緊急デビュー。本来はフェザー級で、直前のため減量が間に合う階級下の相手しか探せなかったか。UFC5勝1敗のパット・サバティーニに2018年に判定勝ちしている。柔道・キック・日本柔術がバックボーン。30歳。

パンチで出るピーク。ケージを背負ったマリスカルにパンチのラッシュ。マリスカル組み付くと首投げで投げた。しかしすぐ立つピーク。マリスカルケージに押し込むが、入れ替えるピーク。膝を入れて離れたマリスカル。四つから投げたマリスカル。背中を見せたピークにチョーク!喉元に入ってパームトゥパームで絞めたが外れた。なおもバックから殴るマリスカルだが、ピーク立ち上がった。押さえ込まずバックから殴るマリスカル。打ち返すピークだが、アッパーがローブローになりタイムストップ。再開。飛び込んだピーク。近い間合いで打撃戦。ピークまた飛び込み、ケージまで下がったマリスカルにハイ。また出るピーク。めちゃくちゃにパンチを振り回す。が、マリスカルのパンチを貰った。マリスカル組み付くとまた投げた。亀になったピークにヤスケビッチ十字。しかしスッポ抜けて下に。すぐに上を取り返した。パウンド。足で距離を作るとピーク立った。が、疲れてる。ホーン。

1Rマリスカル。

また詰めていくピーク。右オーバーハンド。四つに組んだマリスカル。両者1Rに動きすぎたのか消耗している。押し込むマリスカルだがピーク膝。マリスカルボディロックから投げてまたテイクダウン。ハーフで押さえ込む。ピーク起き上がり下からタックルに入りながら立つ。疲れが見えるピーク、大振りのパンチ。ローで足を払われ下に。あっさりマウントを許した。しかし反転して上を取り返す。パウンドを入れるが、マリスカルがまた上を取り返す。ピークが立つとケージに押し込みテイクダウン狙い。膝を入れるマリスカル。また組み付いて四つに。引きはがすピーク。ホーン。

2Rマリスカル。両者スピードがだいぶ落ちているが、それでもまだ動き続けている。

3R。出ていくピーク。しかしさすがに手数が少ない。大振りのパンチを放ったが、マリスカル組み付いてテイクダウン狙い。ケージに押し込みつつ殴る。離れた。ピーク縦肘。また大振りのパンチを打ち込むが、マリスカルのパンチを貰いふらついた。四つに組むマリスカル。引き剥がしてハイキック。空振りでスリップダウン。すぐに立てないピーク。完全に疲れている。ケージに手をついて休むピーク。完全に疲れているがなおも雑なパンチで出るピーク。大振りの左右のパンチ。ヒットしているが、マリスカルタックルへ。組んでケージに押し込む。マリスカルもきついが膝を入れた。画面に前蹴り。更に左右のパンチを打ち込む。また大振りのパンチを振り回すピークだがヒットせず。タイムアップ。

30-27×3でマリスカルがUFCデビュー戦勝利。

緊急参戦で階級上だったマリスカルだが、ピークのめちゃくちゃな勢いに飲み込まれること無く、要所で柔道の投げでテイクダウンを奪い勝利。戦績が汚いのであまり期待していなかったが快勝。

ピークはめちゃくちゃにパンチを振り回して会場を湧かせたが、この打撃のレベルでは今後UFCでは厳しいか。