格闘技徒然草

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Road To UFCシーズン2準決勝パート1第2試合・鶴屋怜 vs. マーク・クリマコ

フライ級準決勝。

パンクラスフライ級王者鶴屋。初の海外・国際戦となった一回戦は、相手が格下のインドネシア勢ということで、若干攻めが荒くも見えたが、それでも全く問題なく完勝。今回の相手がトーナメント制覇に向けての最大の山場となる。21歳。

両親がフィリピン人だが生まれも育ちもアメリカのフィリピン系アメリカ人のクリマコ。北米の主要フィーダーショーであるLFAで戦績を重ねており、そのままUFCと契約してもおかしくない戦績を残しているが、昨年のRoad to UFC一回戦で敗れている堀内佑馬には1RKO負けでキャリア唯一の黒星を喫している。一回戦は鶴屋と同じ20歳でキャリア全勝のイ・ジョンヒョン相手にタックルからテイクダウンを狙い、切られてもタックルを警戒する相手にパンチがヒットしてのフルマーク判定勝ち。25歳。

すぐに前に出る鶴屋だが、間合いの外で牽制。タックル。すぐテイクダウン。クリマコ背中を向けて立とうとする。鶴屋上半身を押さえて後方に倒れ込み両足フック。クリマコ足のフックを外して立ったが、なおもバックキープする鶴屋。パンチを入れた。鶴屋前転しツイスターポジション。しかし解除してまた背中を向けたクリマコ。バックから膝を入れる鶴屋。クリマコ正対するが鶴屋すぐに寝かせる。パウンド。ハーフで殴る。ガードに戻そうとするクリマコ。パスを狙う鶴屋だが、クリマコ起き上がりボディロック。組み勝った体勢だが、鶴屋こらえると足関へ。膝十字!が、ズレた。解除してヒールからカーフスライサー、バックを取る。また倒した。クリマコ立つが、バックについている鶴屋。ホーン。

1R鶴屋。

2R。鶴屋左オーバーハンド。一瞬膝を着いたクリマコ。クリマコカーフキック。タックルのフェイントを見せる鶴屋。ジャブ。クリマコプレスしてきた。クリマコの蹴りにタックルを合わせたが、クリマコ反応して切った。しかし鶴屋のアッパーがヒット。タックル。アンクルピックでテイクダウン。すぐに背中を向けて立ち上がるクリマコだが、鶴屋がバックを取った。クリマコ反転して押しつぶし上に。鶴屋後転スイープで返して立った。スタンド。残り1分。カーフを蹴るクリマコ。ワンツーヒット。パンチを入れるクリマコ。鶴屋ちょっと手数が少ない。パンチをかわされカーフをもらう。左を打ち込む鶴屋。ホーン。

このラウンドはクリマコかもしれない。鶴屋は初の3R。

3R。タックルのフェイントを見せる鶴屋。シングルレッグ。バックを狙おうとするクリマコだが、鶴屋ホールドするとシングルレッグ。首をギロチンに抱えるクリマコ。リフトした鶴屋。こらえたクリマコだが、ケージ際まで移動し鶴屋ボディロックからテイクダウン。すぐに四の字バック。四の字フックの足をクリマコの足の内側に掛け、向き直ろうとするクリマコにおたつロックを狙う。決まらないがパンチを入れた鶴屋。立ったクリマコ。鶴屋足に潜り込みバックを狙う。上を取られかけるが立った鶴屋。残り40秒でクリマコのハイがヒット!倒れたが、クリマコが上になりパウンドを狙ったところですぐに反転して上を取る。頭をまたいで腕が入っていない横三角の体勢。タイムアップ。

最後のダウンがどう評価されるか…。

判定30-27、29-28、29-27の3-0で鶴屋勝利!

最後の最後はヒヤっとした。3Rは最後にダウンも喫したが、すぐにリカバリー。それまでもダウンのみでひっくり返されないくらいに攻めていたので良かった。

全試合フィニッシュでのUFC契約を狙っていた鶴屋は判定になって悔しいとコメント。