女子ストロー級だったが、ドゥダコバが0.6ポンドオーバー。
ロシアのドゥダコバはここまで7戦全勝。レスリング・柔術・キックのバックボーンがある。コンテンダーシリーズでは膝を痛めながらもテイクダウンを奪い固めきったのが評価されUFCと契約。7月のUFCデビュー戦は、UFC0勝3敗のイステラ・ヌネス相手に、スピーディーなパンチ連打からアンクルピックに入り、テイクダウンを奪った瞬間に、ヌネスが手をついて肘を脱臼してのTKO勝ち。わずか34秒で、実力を見せる間もなかった。24歳。
RIZINファイターのフレイだが、UFCでは2勝5敗で3連敗中。相手も当時UFC1勝1敗のデモポロス、3勝4敗のヴィアナ、2勝3敗のエリース・リードと、下位相手の負けなので厳しい。むしろ前回敗れたことで、リリースは濃厚かと思われたが、4度目のチャンスが与えられた。ただ、オッズは大差でアンダードッグ。女子ストロー級で2番目に年長の38歳。
踏み込んでパンチの連打を入れたドゥダコバ。組んで四つになったドゥダコバだが離れた。両者のパンチの連打が交錯。ドゥダコバシングルレッグからケージに押し込む。離れた。ワンツースリーをヒットさせるドゥダコバ。両者が飛び込んだところで頭が当たりタイムストップ。再開。ドゥダコバが組むと四つから膝。さらに首相撲からヒザ連打。フレイパンチで引き剥がした。また組んだドゥダコバが四つからテイクダウンを狙うが、フレイこらえた。残りわずかでドゥダコバの左が入りフレイ尻もちダウン！すぐ立ったフレイにパンチを打ち込んだところでホーン。
1R最後のダウンでドゥダコバ。
2R。パンチで出たドゥダコバにフレイカウンターのダブルレッグでテイクダウン。ハーフで押さえ込むとパスを狙う。足を抜いてサイド。ドゥダコバハーフに戻す。ガードに戻した。腕十字。反応して腕を抜いたフレイがパウンドを入れる。下から蹴りで近寄らせないようにするドゥダコバだが、足をサバいて上から押さえた。またガードに入るフレイ。ドゥダコバまた腕十字。肘を引いてディフェンスしたフレイ。ドゥダコバ立ってスタンドに。突っ込んだドゥダコバ。またバッティング気味に当たったように見えたがレフェリー流す。ドゥダコバがパンチを出していく。ミドル連打。ホーン。
2Rフレイ。
3R。パンチで出るドゥダコバ。フレイタックル。しかし距離が遠く切られる。右ハイを入れたドゥダコバ。ドゥダコバの右にフレイも右を返す。タックルを見せたがパンチで止めるドゥダコバ。フレイの返しのパンチもヒット。出るフレイに右を入れたドゥダコバ。パンチの手数を出すドゥダコバにフレイがタックル。組んでケージに押し込んだ。残り1分。クラッチして投げを狙うがこらえたドゥダコバ。倒せず離れたフレイ。打撃の弾幕で近寄らせないドゥダコバ。タイムアップ。
三者29-28でドゥダコバ勝利。
勝ったが、3連敗中のフレイ相手に圧倒的フェイバリットだったにも関わらず、内容は接戦。1R終盤のダウン奪取がなければ負けもあり得た。ちょっと期待外れの内容。
