格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

ONE:ENTER THE DRAGON:第11試合・アミール・カーン vs. ザイード・フセイン・アサラナリエフ

ライト級トーナメント準決勝。

地元シンガポールのカーンは1回戦でアリエル・セクストンに前半優勢だったものの、2Rにスタミナ切れし一本負け。しかしセクストンが負傷欠場したため、代役での勝ち上がりが決まった。バックボーンはムエタイ

アサラナリエフはこのトーナメントの台風の目。一回戦ではエブ・ティンをわずか25秒でKOした。ここまで7勝1敗で、負けは反則負けのみ。両者24歳。

アサラナリエフのカーフキック。組むとシングルレッグから殴る。持ち上げて叩きつけテイクダウン。サイド。カーン下からセンタク挟みに捕らえて立とうとしたが、アサラナリエフはバックをキープして投げた。またバックに。カーン下からデラヒーバ。離れたアサラナリエフ。スタンド。アサラナリエフの強烈なパンチ連打。アッパー!カーンダウン!KO!

優勝の大本命に。逆サイドはアルバレスをKOしたナシューヒン vs. ローウェン・タイナネスの勝者。

ONE:ENTER THE DRAGON:第10試合・キム・キュソン vs. ジェヘ・ユースタキオ

フライ級トーナメントリザーブマッチ

キュソンはONE初参戦。2016年にHEATでフライ級王座決定戦に出場したが、春日井たけしに1分で一本負けしている。フライ級では長身の179cm。イヴォルブジム所属。

ユースタキオは今年1月のフライ級王座防衛戦で現王者のアドリアーノ・モライシュ相手に防衛戦を行ったものの、バックマウントから膝裏を伸ばされるスロエフストレッチを決めかけられて判定負け。フィリピンのチームラカイ所属。

カーフキックを入れていくユースタキオ。キュソンは遠い間合いからローやジャブを入れていくが若干届かない。カーフキック警戒で間合いに入れないか。両者単発の打撃の打ち合い。ゴング。

2R。ユースタキオがタックル。ボディロックし投げようとしたが、キュソンの手がロープにかかり倒せず。離れた。入っていけないキュソン。手数ではユースタキオ。ワンツーを入れていく。キュソン出ていくが打たれるだけ。ゴング。

3R。キュソン出ていくがユースタキオがパンチを当てていく。距離が詰まるとバック肘。タックルは切るキュソン。キュソンテンカオ。バック肘を捕まえたキュソンだが膝を入れて離れる。首相撲から膝。キュソン打撃でガンガン攻める。手数が増えてきた。ユースタキオ逆に手が出なくなっている。ユースタキオ疲れているが残りわずかでタックル。テイクダウン。

1,2Rは手数だけで大きなダメージがなかったユースタキオ。3Rのキュソンの攻めの方が印象が強いか?

判定でユースタキオ勝利。3Rのキュソンの攻めは足りなかったか?ある程度僅差になったらもうどちらになるかわからないONEの判定基準。

ONE:ENTER THE DRAGON:第7試合・アレックス・シウバ vs. 内藤のび太

ストロー級

両者はタイトルマッチで2度対戦し、いずれも判定で1勝1敗。

アレックス・シウバは内藤戦後に猿田洋祐に判定負けで連敗中。内藤はジョシュア・パシオに判定負けでタイトルから陥落すると、前戦ではレネ・カタランにタックルに入ったところにパウンドをもらい続けてKO負け。

内藤シングルレッグ。がぶるシウバを押し込んでいく。ロープ際まで押し込んだ。受け止めたシウバだがバックに回ることに成功。シウバすぐに前転して足関。そこから上に。内藤も立ちまたタックルへ。ボディロックしテイクダウン。バックについてホールドしながらパウンド。ハーフバック。キープしつつ細かいパンチを入れる。ゴング。

内藤ペースだが、大きなダメージは与えていない。ONEの判定基準ではあまり評価されない内容。

2R。内藤すぐまたタックル。ロープ際まで押し込むと片足クラッチし、その足をまたいで絡める。背中をつかせた。シウバ足関へ。入れなかったが距離を作り立った。打撃戦から蹴りを掴んだ内藤が潜るがシウバが潰して上に。ハーフ。パスを狙うシウバだがガードに戻した内藤がバタフライで浮かせて立つ。また潜ろうとした内藤だが潰され下になる。シウバハーフから細かいパウンド。ゴング。

このラウンドは下になった内藤だが、逆に大きいダメージももらっておらず、ここまでは大きな差がない。3Rに大きいダメージを与えた方が勝ちに大きく近づく。

3R。内藤タックル。切ったシウバがタックルからの立ち際に逆にタックルに入りテイクダウン。内藤下からダブルアンダーフック。脇を差して上を取り返そうとするがシウバ上をキープ。3回目だけに攻めを読んでる。パスしていくシウバ。内藤また脇を差し立ち上がった。タックル。尻もちまでつかせた。しかし膝を立てて寝かされないシウバ。オーバーフックしてこらえる。バックに回った内藤。反転して上を狙うシウバ。しかし内藤上になった。コーナーで立とうとするシウバ。内藤またボディロックするがシウバオーバーフックでこらえる。正対。四つから膝の打ち合い。タイムアップ。

判定3-0内藤勝利。際どかった。どちらになってもおかしくない接戦だった。

ONE:ENTER THE DRAGON:第6試合・ゲイリー・トノン vs. 中原由貴

フェザー級

ONEでMMAデビューしたトップグラップラーのトノン。前回初めてキャリア10戦以上(8勝5敗)の相手と対戦したが、1RパウンドでKOしここまで4戦全てフィニッシュ勝利。

中原は現在8連勝中。今年2月のONEデビュー戦でKO勝ち。トノンにとっては過去最強の相手となる。

フットワークを使いながら前蹴り、ミドルを出していくトノン。中原はパンチを合わせていく。トノン飛び込んでシングルレッグ。シングルレッグを切ろうとした中原だったが、トノンは倒すのではなく引き込んでアキレス。足を抜こうとする中原だったが、トノンヒールに切り替え!中原タップ!

トノン秒殺勝利。

ONE:ENTER THE DRAGON:第4試合・V.V Mei vs. ラウラ・バリン

女子アトム級。

日本大会で一本勝ちし2連勝としたV。当初は中国のメン・ボーと対戦予定だったが、直前に欠場し、代役のアルゼンチンのバリンとの対戦に。

バリンはONEでは0勝2敗。デビュー戦でシャオ・ジンナンとのストロー級王座決定戦で対戦したが判定負け。前回は三浦彩佳の首投げ→Vクロスでタップしている。39歳。

シングルレッグでテイクダウンしたV。ハーフに。パウンドで削りながらマウントへ。すぐハーフに戻したバリンだがV肩固め。サイドに出て絞める。しかしずれて外れた。マウントに戻したV、今度は腕十字。肘を伸ばしタップアウト。

バリンの準備ができていなかったのかもしれないが、まったく危なげのない勝利。

UFC on ESPN+10:オッズ/予想と展望

ハファエル・ドス・アンジョス 1.87
ケビン・リー 1.95
ヴィセンテ・ルケ -
TBA -
アントニオ・カーロス・ジュニオール 1.48
イアン・ハイニッシュ 2.75
ミーガン・アンダーソン 1.69
フェリシア・スペンサー 2.25
チャールズ・オリヴェイラ 1.29
ニック・レンツ 3.90
ダヴィ・ハモス 1.24
オースティン・ハバード 4.35
アスペン・ラッド 1.31
シジェラー・ユーバンクス 3.60
デスモンド・グリーン 1.21
シャルル・ジョーダイン 4.75
ミシェウペレイラ 3.05
ダニー・ロバーツ 1.41
マイク・トリザーノ 1.65
グラント・ドーソン 2.35
パトリック・カミンズ 1.43
エド・ハーマン 2.90
ザク・カミングス 2.25
トレヴィン・ジャイルス 1.69
フリオ・アルセ 1.20
ジュリアン・エロサ 5.00

メインは元ライト級王者 vs. ライト級暫定王座決定戦出場者のウェルター級戦。

リーはトニー・ファーガソンとの暫定王座決定戦では1Rにダウンを奪い、マウントを奪って勝利まで後一歩だったものの、3Rにガードからの三角で一本負け。次戦はエジソン・バルボーザをテイクダウンからドミネイトして完勝したが、前戦はかつて敗れたアル・アイアキンタ相手に僅差判定負けしている。D-1レスラーで、テイクダウンからパウンド→チョークで仕留めるのが得意パターン。

身長175cmはライト級でも大きい方ではないが、リーチの196cmはウェルター級でもトップクラス。今回はRDAが同じ元ライト級でリーよりも小さい(173cm)ため、階級変更の不安はあまりない。

元ライト級王者RDAは、ウェルター級に上げて3連勝したが、コビントンとの暫定王座決定戦ではコビントンの押し込み&テイクダウンに封じられ判定負け。さらに前戦はカマル・ウスマン相手にコビントン戦以上にドミネイトされて連敗している。

リーも二人と同じレスラーだが、塩漬けにするタイプではない。打撃ではRDAが上か。オッズは非常に僅差。

リー判定勝ちと予想。

セミはニール・マグニー vs. ヴィセンテ・ルケだったが、昨日マグニーが急遽欠場。現在、UFCは代役を探しているとのこと。

プレリムではHEATやROAD FCでバック宙フットスタンプ、三角跳びパスガードなど奇想天外な攻めを見せるミシェウペレイラがついにUFCデビュー。

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階級はベストのウェルター級。取りこぼしも多いため、戦績はそれほどでもないからか、オッズではUFC5勝3敗の中堅ロバーツにアンダードッグ。勝ち負けより、UFCという最高峰の舞台でファンタジスタっぷりを見せてくれることに期待。

第1試合開始は19日朝6時。なお、4時半~8時まではWOWOWWBSSバンタム級準決勝・井上尚弥 vs. エマヌエル・ロドリゲスも放送される。

速報します。

DEEP89:メインイベント・弥益ドミネーター聡志 vs. DJ.taiki

フェザー級タイトルマッチ5分3R。

弥益サークリング。追いかけるDJがローを放つがいきなりローブロー。タイムストップ。再開。DJパンチを入れる。いつものステップ。弥益またサークリング。弥益飛び膝。弥益パンチから膝。DJも打ち返す。弥益がプレスする。DJも左右のパンチを連打するが弥益の左がヒット。出ていく弥益。弥益の右がヒット。残り1分。DJが連打。弥益飛び膝。かわしたDJ。スーパーマンパンチで左が入り弥益ダウン!DJパウンドに行くがゴングに救われた弥益。

1RDJ。

2R。すぐに勝負を決めに行くDJ。ケージに詰めてパンチのラッシュ。しかし弥益も打ち返す。弥益の右が顎に入りDJダウン!バックからパウンド!レフェリー止めた!

DEEP89:セミファイナル・大塚隆史 vs. トレヴィン・ジョーンズ

バンタム級5分3R。

大塚パンチからシングルレッグ。倒した。瞬時に立ったジョーンズのバックについたが、クラッチを切って離れるジョーンズ。大塚また組み付く。ボディロックからテイクダウン。背中を向けたジョーンズ。立つがバックに付いている大塚がまた投げる。バックマウント。体を伸ばそうとするがジョーンズ立とうとする。ゴング。

1R大塚。

2R。大塚組んで足払いで倒すが、ジョーンズがタックルに入り逆に上になる。バックにつこうとする。四の字バックからチョーク。タップ!

ジョーンズ一本勝ち!

DEEP89:第12試合・水垣偉弥 vs. 昇侍

バンタム級5分3R。

間合いを詰める昇侍。水垣組んでボディロックからテイクダウン。ハーフバック。立った昇侍だが水垣なおもボディロック。テイクダウンからまたハーフバックになるが立たれる。押し込んでいた水垣だが放してパンチを打ち込む。昇侍のパンチもヒットしているが、水垣またタックルに。テイクダウン。昇侍ガードになり初めて寝かされる。腕十字を狙ったが防がれ水垣がパウンドを入れる。体を起こして強いパウンドを入れた水垣。水垣パウンドラッシュ。ゴング。

1R水垣。

2R。水垣がパンチを打ち込む。昇侍飛び膝。水垣キャッチして倒す。すぐ立つ昇侍だが足を掬ってまた倒しハーフで押さえる。昇侍背中を見せて立つ。水垣ボディロックから投げたがまた立たれる。またテイクダウンするが押さえ込ませず立つ昇侍。ボディに膝を入れた昇侍。離れた。昇侍前蹴り。左ボディ。パンチを打ち返す水垣だが昇侍が出ていく。飛び膝。またキャッチされテイクダウンされる昇侍。しかし押さえ込ませない。立った。押し込んでクラッチした水垣。脇をくぐってバックに。倒してもすぐ立つ。また倒す。水垣チョークを狙ったがバックに付けず前に落とされる。立ってスタンドでの打撃戦。水垣ちょっと疲れている。ゴング。

2R水垣。

3R。出てくる昇侍に右を入れる水垣。ワンツー。それでもどんどん出る。水垣連打。昇侍左ボディ。水垣の左が入り昇侍後退。水垣ケージに押し込みボディロック。テイクダウン。すぐに亀になり立つ昇侍。膝をボディに入れる昇侍。ボディブローで離れた昇侍。パンチ・前蹴りをボディに入れるが水垣シングルレッグ。こらえた昇侍だが水垣ケージに押し込む。ブレイク。水垣のワンツーがヒット。そのまま出てタックルに。しかし倒せず。離れて打撃戦。水垣タックルからケージに押し込む。押し込みながら肘を入れる水垣。パンチからタックルへのしつこいコンビネーションだが、水垣かなりつかれている。それでも倒した。しかしすぐ立たれる。タイムアップ。

判定三者29-28で水垣勝利。

DEEP89:第11試合・牛久絢太郎 vs. ザック・ベナベンテ

フェザー級5分3R。

牛久の序盤の左フックが入りベナベンテ効いた。牛久すぐ間合いを詰めて上に。下からホールドするベナベンテ。下から三角。クラッチしているが首を抜いて担いでパス。ハーフ。フルガードに戻したベナベンテ。インサイドから肘・パウンドを入れていく牛久。立ち上がってパウンドを落とす。レフェリー止めた。

DEEP89:第9試合・古瀬美月 vs. 樋田智子

49kg契約5分3R。

古瀬タックル。テイクダウン。樋田のガード。古瀬自ら立ってスタンドに。パンチで出ていく古瀬。左ミドル。樋田前に出ていくが、古瀬距離を取りながらパンチを入れる。シングルレッグ。そのまま足を外掛けにしてテイクダウン成功。ハーフ。樋田は下から首を抱える。ゴング。

2R。パンチで出る樋田だが古瀬の右がヒット。タックル。樋田切ろうとしたが、ギロチンに抱えてしまいテイクダウンを許す。ハーフに。樋田下からホールドするだけ。攻めあぐねる古瀬。ハーフの足を抜こうとする。抜けずに立った。スタンド。残り1分。樋田ミドル。古瀬はフットワークしながら打撃を打ち込む。時間がない。ゴング。

3R。古瀬組んでテイクダウン。しかし立たれる。また組みに行った古瀬。ケージで耐える樋田。古瀬離れる。失速している古瀬。樋田がパンチで攻める。後退する古瀬。バックキック。組んだ樋田だが古瀬首相撲。放した樋田。パンチで攻めるが古瀬タックル。テイクダウン。パウンド。残り30秒で立った。古瀬が飛び込んでパンチを入れるが樋田が打ち返し出る。右ミドル。タイムアップ。

古瀬疲れて座り込む。

判定三者29-28で古瀬勝利。