格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★DREAM.2リアルタイム実況

16時より。
立嶋篤史が田村のセコンドに付くそうだ。
http://blog.livedoor.jp/asshi_elvis/archives/51539764.html
コソ泥をマウントで制した立嶋だが、総合の試合でセコンドについてアドバイスが出来るのだろうか。見るのは打撃のみなんだろうけど、総合とキックの打撃は違う部分もあるが。

★PPV開始

実況はTBSのやつ。解説・高阪、ゲスト解説は元気。
一瞬映った会場はすごくガラガラ。大丈夫か。見た感じ5割くらい。前の方は特にガラガラ。第1試合を考えたら、今後増える可能性は少ないような・・・。
う〜ん、この実況をカット無しで数時間聞くのはちょっときつい。実況陣のダベリタイムでイベントが始まる気配なし。実況が黙って「試合開始までしばらくお待ちください」の文字が。

★イベント開始

現在、イベント開始前のルール説明が行われている。ルール説明増えてないか?ずいぶん長い。
トーナメント特別ルールの確認。無効試合の場合は戦える選手が勝ち上がり、両者とも戦えない場合は主催者推薦選手が勝ち上がり。勝者が戦えない場合は敗者、敗者も戦えない場合は主催者推薦選手が勝ち上がり。
スタッフ紹介。
ジャッジ、慧舟會勢は磯野だけ?レフェリー島田にはいつも通りのブー。
オープニングV。選手紹介?試合順とは違う。音が会場経由で入ってきてる感じでBGMが良く聞こえない。
全選手入場。派手な演出。
大山のキャッチフレーズは「覚醒した日本男児」。小路が「最後の日本男児」だったのだが・・・。ユンのキャッチフレーズは「覚醒した柔道王」。かぶってるし。
入場一番人気は桜庭。あとは田村・船木。

★青木真也vsJ.Z.カルバン

煽りVのBGMはコーネリアスのFREE FALL。KIDの「次やっても一緒だと思うけど」というコメントが使われてる。当然ナレーションは立木氏。TBSで見た時のようなダメ感はない。
青木入場。セコンドは中井さん、北岡。カルバン入場。BGMのリズムに合わせて歌いながらだらだら歩いている。
青木69.8kg、JZ69.9kg
間合いを詰めていったカルバン、なんと胴タックル。青木は胴に足をからみつけ、引き込みを狙うが、諦めて外掛けテイクダウンに。こらえてコーナーへ。青木が投げてテイクダウン。カルバンが亀になるが、すぐ反転して青木のガードに。ドントムーブで中央に。青木はラバーガードから三角狙い。抜いてパウンドを一発。パスして殴ろうとするJZだが、しがみつく青木。足に絡みつく。アキレス。効いているのか、JZはかかと落とし連発。青木のロックが解け、カルバンが起きあがってパンチ。かなり入っている。立ち上がって逃れる青木。そのままタックルに行き倒そうとする。前回のフィニッシュのような体勢。青木はバックに回る。スタンドで背に被さってチョーク狙い。しかし腕は喉元に入っておらず、顔を絞り上げている。バックからパンチを入れる青木。またチョーク。はずれる。残り5分。
またパンチからチョーク。はずれる。尻餅をついた体勢になる。青木は四の字ロックでバックについたまま。完全にグラウンドへ。まだバックから殴っている青木。リングサイドの永田兄弟が映り、ちょっと笑いが起こる。
残り1分半。JZが反転して立ち上がる。スクート。蹴り上げる青木。上からパンチを落とそうとするが、青木の足に阻まれる。ゴング。
好勝負。アキレスへのパウンドの時はそのままKOかと思われたが、そこから青木が盛り返した。
青木引き込み。ラバーガード。腕を極めかけるが、抜ける。JZはそのまま離れる。ブレイク。青木とびつき引き込み。またラバーガード。抜いてパウンドを落とすが離れる。残り半分。ブレイク。引き込みを狙うが失敗。スクート。下から膝を蹴る青木。ガードに入ってパウンドを落とすJZ。青木はラバーガード。残り1分。オモプラッタのような形で腕をロック。そこから十字に行くが、前転して抜ける。上になってパウンドを落とすJZだが、ゴング。
勝利を確信する青木。
判定3-0で青木。噛み合わないないようになるかと思ったが、青木が1Rでバックを取ってポイントを取った分、JZが攻めに来ないといけなくなった。そこで関節に捕らえ、極まらなかったが確実にポイントを稼ぎ完勝。
マイク。2回戦については今の状態では何も考えられないとのこと。
これが前回のメインだったら完璧なラストだったのだが。

★金泰泳vsミノワマン

力が入った煽りV。でもちょっと長。
金の入場曲はM-1の出ばやしでおなじみの「Because We Can」。あれ、ガリガリ君って言ってるんじゃなかったんだ・・・。ミノワマンは黒タイツ。セコンドは伊藤・柳澤。
いきなりタックルに行くミノワマンだが、かわされる。金がキック。またタックル。こかしたが、立つ金。タックルに対応している金。ミノワマンのタックルはちょっと真っ正直すぎ。全部切られている。またタックル。今度は成功。金はガード。動きがない。金は下から右腕を抱え込んでディフェンスしている。一瞬蹴り離すが、またガードに戻る。美濃輪は足関に行くが、金に抜けられそうになるとガードに戻す。蹴り離した金。スタンドへ。美濃輪タックルからテイクダウン成功。また右腕を抱え込んでいる金。美濃輪は片足を抜いてハーフから足関を狙うが立たれてしまう。金のロー。ばしっと入る。金の右ストレート。テンカオ。ローはかわす。美濃輪タックル。テイクダウン成功。ガード。前と同じ形。ミノワマンがまた足関を狙う素振りを見せたが、やめる。ミノワマンはアミールからパンチを入れるが、ブレイク。金に膠着を誘発させたとして注意1。
ミノワマンタックル。がぶられて逃げられた。金のローが入る。膝。首相撲から膝。テンカオ。美濃輪タックル成功。両者、だいぶ疲れている。残り1分。散発のコツコツパンチを落とすミノワマン。ゴング。
美濃輪の右太股は金のローで真っ赤になっている。美濃輪はテイクダウンは取れているがそこから何もない。それよりスタンドでダメージを与えている金が優勢。
美濃輪タックル。がぶられたが、コーナーまで押し込んでテイクダウン。また金のガード。ブレイク。両選手にイエロー。美濃輪パンチ。金は膝。なんと金がタックル。フロントチョークを狙う美濃輪だが、はずす。金が首相撲から膝。美濃輪のパンチが入る。美濃輪タックル、がぶって金が四点膝。離れた。残り2分。金の膝。美濃輪はタックル。すかされて亀に。金はまた四点膝。離れた。またテンカオを入れる金。美濃輪タックルで凌ごうとするががぶられる。四点膝。立つ。スタンドで膝。ひたすら膝で攻める金。ゴング。
後半は二人ともスタミナが切れて泥仕合に。
判定3-0で金。美濃輪はタックルでテイクダウンは出来ても、その先が全くなかった。
金マイク。感謝の言葉を述べた後、チームをリングに上げて、一同礼で「さようなら」。なんじゃそら。っていうか第2試合で判定なのにマイクするな。
金はまだタックルを取られすぎ。美濃輪だから良かったが、押さえ込みが強い選手(竹内とか)なら立てなかったのでは。組み合わせ次第では上まで行けそうだが。

★ユン・ドンシクvs大山峻護

煽りVに美輪さんが。アーツに勝つなんてビックリとコメントする美輪。う〜ん、煽りVはPRIDEと同じクオリティなんだが(この試合のVはそうでもないけど)、いちいち長い。大山の入場曲は以前と同じく戦メリ。
打撃戦からユンが片足を掬って倒す。大山ガード。インサイドのままコツコツパンチを落としていくユン。体を起こしてちょっと強いパンチ。大山が下から三角を狙うとパス狙い。足を利かせて防いだ大山、腕を狙う。が、形に入る前に抜ける。ハーフに。フルに戻す大山。パス成功。横四方。肘を入れるユン。大山が足を一本戻してハーフに。大山が足を狙おうと動いたところでユンがマウント移行。ドントムーブ。秋山が来ている。来ないって言ったのに。場内ブー。
再開。パンチを入れつつ足を上にずらしてくるユン。十字狙いか。大山がブリッジで反転。十字を狙おうとしたユンだが、下になってガード。蹴り離してスクート。ブレイク。高阪から「お互いガードが下がっている」という指摘。パンチの打ち合い。ロー。両者単発。手が出ない。ユンがまた足を取ってテイクダウン。残り1分。大山のガード。下から蹴り離したところでゴング。
グラウンドでユンがリードする展開。スタンドは五分。大山はアグレッシブさが足りないが、ここからは攻めないと勝てない。
ユンの右が入り尻餅をつく大山だが、そのまま後方でんぐり返しして立ち上がる。打撃でもユンか。出ていけない大山。ユンがまた片足タックル。大山は今度は堪える。しかし、コーナーまで持っていって倒すユン。ガードから蹴り離そうとする大山。ユンはパス狙いからバックにつく。マウントに。体を起こさずパンチを入れていくユン。大山は動けない。残り30秒で体を起こしてパンチを落とす。大山がシザースから足関を狙うが、ゴング。
判定3-0でユン。
グラウンドの強さは見せたユンだが、大山相手にやっとこさの判定勝ちではちょっと物足りない。1回も極めに入る体勢を作れなかったし。でも、ユンもこのメンツの中なら上まで行くかもしれない。組み合わせ次第だが。
大山はリスクを冒しての攻めが足りなかった。美輪から「一切の欲を断ち切れ」と言われた大山、勝ちたいという欲まで断ち切ってしまったか。

★ゼルグ・“弁慶”・ガレシックvsマゴメド・スルタンアクメドフ

マゴメド、プロ戦績は35勝1敗らしい。総合以外も入っているのかもしれないが。Vで見たHERO'Sコリアでの試合を見るとちょっと期待出来そう。一番テーマがない試合だが、Vでは次世代のミルコvsヒョードルと煽ってる。クロアチアの妖刀vsロシアン・ネオ・エンペラー。
マゴメド、ちょっと小さいな。パンチで突っ込む妖刀だが、ネオがテイクダウン。しかし弁慶がきれいにスイープ。フロントチョークを狙う孫。抜けて孫のガード。下から十字を狙うと、弁慶はパス。マウントへ。リバーサルして上になる孫。弁慶がガードから十字。持ち上げて逃げようとした孫だが、極まってしまい持ち上げたままタップ。弁慶日本初勝利。
マイク。まあ一本勝ちだからいいか。弁慶は瀧本・ユンに極められて寝技サッパリの印象があったが、それを払拭したか・・・というと相手が未知数のマゴメドなのでわからない。マゴメドは簡単にスイープされたり、総合での経験はまだまだ足りない感じ。

★ホナウド・ジャカレイvsイアン・マーフィー

ジャカレイの日本お披露目試合という意味しかないと思われる試合。
ジャカレイがなんと飛び膝。そのまま組み付いて下に。ヒップスローで上を取ろうとするが、回転させきれず一瞬バックにつかれる。すぐ向き合うと、首を抱えてがぶる。四点膝。逃げるマーフィーのバックにつくと腕十字の体勢。もう極まるだろうと思われたが、クラッチを離さず凌いだマーフィー。偉い。バックについたジャカレイ。マーフィー亀。体を伸ばしてパンチを入れていくジャカレイ。チョークでタップ。
マーフィー、何も出来なかったが、簡単には極めさせなかった。ちょっと頑張った。十分だ。
ジャカレイの実力はわからないが、グラウンドでの動きはキレキレで強そう。2回戦はユンとの対戦が見たい。
マイク。う〜んマイク多すぎ。

★田村潔司vs船木誠勝

前田が煽りVに出る。「格闘技を食えるようにしたのはUWF」。UWFの歴史を振り返るV。7分以上に渡る長い煽りV。正直、UWFを知ってる自分でもどうでもいいテーマなのだが、今日の入場時の歓声の大きさからすると、このカードはそこそこ需要があるのか。
船木入場。セコンドは山田学・柴田。田村のセコンドは上山?立嶋。
打撃戦。けっこう激しい。田村の右が入り、ふらつく船木。効いたか。すかさず田村左手でクリンチしてのパンチラッシュ。そのまま内掛けで浴びせ倒すと、インサイドからパウンド連打。顔面に何発か入って動きが止まったのを見てレフェリーが止めた。57秒。
グラウンドでもスタンドでも何も出来ないことを証明してしまった船木。パンチを入れて沸かせる場面もあったが。打たれ弱すぎ。次はあるのか?もうDREAMでは使えないだろう。

★デニス・カーンvsゲガール・ムサシ

カーンの入場には同門のJZもついてきてる。
いきなりカーンの右がヒット。パンチからタックルに行くカーン。テイクダウン成功。ハーフからパスを狙う。ハーフのままムサシの左腕をキムラに捕らえるカーン。パス成功。なおもキムラを絞っていく。が、抜けた。ガードに戻したムサシ。下から蹴り上げる。スクート。パンチを落とすカーンだが、ムサシが下から三角に捕らえる。首の後ろを引っ張ると、カーンがタップ。
最後の三角はカーンがちょっと不用意だったか。ムサシが大物食い成功。ダントツの優勝候補が消えた。
ムサシマイク。面白いことは言わず。

★桜庭和志vsアンドリュース・ナカハラ

桜庭の入場前にコントのようなVが流れる。オープンカーでたまアリに入ってきた桜庭がシャツを靴を脱いで入ってきたというV。その後、会場に登場。入場ステージに3人のマスクマンが現れる。ホイス戦を思わせる。しかし、さっきのVの最後じゃシャツは着てなかったしマスクもつけてなかったが・・・?前フリのV意味なし。3人ドクターチェックを受けて入場。
桜庭いきなりハイ。そしてロー。距離を取ってる桜庭。タックル。片足を持ち上げるが、片足のまま桜庭の顔面を殴っていくナカハラ。倒そうとする桜庭だが、ナカハラ堪える。コーナーに詰まってブレイク。
両者の蹴りが交錯した際、桜庭の急所に蹴りが入りタイムストップ。
再開。タックルに行く桜庭だが、反応してパンチを出すナカハラ。ナカハラのハイが顔面にヒット。ダメージはない模様。蹴りの入れ合い。タックルに入る桜庭だが、受け止めるナカハラ。四つに組む。振って倒そうとするが堪えるナカハラ。ナカハラが両差し。ブレイク。ナカハラの下段蹴り。一瞬痛そうな顔をする桜庭。ローキックにパンチをあわされた桜庭だが、すぐタックルへ。尻餅をついたナカハラだが、コーナーまで持っていって立ち上がる。桜庭は足を離さず、しつこく倒しにいってテイクダウン成功。しかしナカハラが蹴り離す。またタックル。テイクダウン成功。ナカハラガード。桜庭足関に行くが、抜ける。また押さえ込む。サイド。サイドから膝を脇腹・顔面に入れる。残り2分。ナカハラが亀に。チョークを狙う桜庭だが、顔面を絞り上げてフェイスロック。首をねじるように絞り上げると、ナカハラタップ。
総合素人のナカハラ相手に大苦戦。ナカハラがかなり対応してきたとはいえ、デビュー戦の相手にこの内容はちょっと悲しい。結果的にスリリングな攻防になって試合は盛り上がったが。
ナカハラは若いし活きがいいので、慣れてくれば金以上に活躍しそう。

★エンディング

GP勝者がリングに上がる(ユンがいない)。一人一人コメント。
田村「この8人・・・6人?次は8人になると思うんですけど、また次勝てるように練習します」
ムサシ。ファン、仲間に感謝。
ジャカレイ。夢が現実のものになりつつある。また戻ってくるのを楽しみにしている。
金。みんなに元気をもらった。
弁慶。チャンピオンになるためにベストを尽くす。
桜庭「2回戦に進出した選手おめでとうございます。僕は出ないので頑張ってください」場内笑。
ユンがいないのはどうしたんだろう。ケガ?試合中には感じさせなかったが。

★総評

第1試合以外、勝敗に興味があるカードがなかったので、時間だけ長くて薄味の内容だったが、見る前の期待程度には楽しめた。GPの前半はグダグダが続き、中盤の短時間決着は予想通り、セミとメインは意外だった。セミはムサシのアップセット、メインはナカハラの健闘が。ただセミはどっちかと言えばカーンのポカだし、メインは桜庭にあんなに苦戦して欲しくなかったので微妙。桜庭・田村があまり保身できない選手が残ったので、2回戦どういうカードを組むか期待して待ちたい。
カーンが消えたのでムサシが優勝候補だが、このまま3連勝できるかどうかはわからず。他にはジャカレイが行くかもしれない。この二人が本命・対抗。弁慶・ユンがやや落ちて、桜庭・金・田村がぐっと落ちるという感じ。
残り1枠は、主催者推薦にするなら秋山より5/19DEEPミドル級王座決定トーナメントの優勝者にした方がいいのでは。若干スケジュールが厳しいが。
ベストバウトは青木vsカルバン。