格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★K-1開幕戦カード発表

■「K-1 WORLD GP 2003 開幕戦」(10月11日、大阪ドーム 16:00〜)
ジェロム・レ・バンナ vs フランソワ“ザ・ホワイトバッファロー”ボタ
ボブ・サップ vs レミー・ボンヤスキー
アーネスト・ホースト vs シリル・アビディ
アレクセイ・イグナショフ vs マイク・ベルナルド
フランシスコ・フィリォ vs ステファン・“ブリッツ”レコ
レイ・セフォー vs カーター・ウイリアム
ピーター・アーツ vs ジェレル・ヴェネチア

いきなりバンナvsボタ!ボタは2000年7月にレノックス・ルイスのヘビー級統一王座に挑戦、2RTKO負け。去年の3月にウラジミール・クリチコWBO世界ヘビー級王座に挑戦、8RTKO負け。その後、7月にクリフォード・エティエンヌと引き分けて以来、ボクシングから遠ざかっている(ちなみにエティエンヌは今年3月にタイソンとやって1RKO負け)。戦績から見てもすでにボクサーとしてはロートルではあるが、今までK-1に参戦した選手の中ではもっとも現役に近いトップボクサーだ。ボクシング世界王者と言うことでいえば、IBFクルーザー級王者だったジャームズ・ウェーリングがいるが(ピーター・アーツにKO負け)、ウェーリングはすでにボクシングからリタイアして久しい状態だったため、あまり参考にならない(もっとも、ウェーリングはボタと違いキックのチャンピオンでもあったから、その分不利はなかったのだが・・・)。
相手がバンナとはいえ、何も出来ずに負けたらボタはここで使い捨てだろう。ジャパン勢の相手をするにはギャラが高すぎるだろうし。ボタは「数週間、ローのカットをノルキヤらと練習しているが、相手に蹴りを出す隙は与えない」と言っているが、はたして数週間で立ち技においてもっとも強力な武器であるローキックを克服できるか?35歳という年齢もあって、期待より不安の方が大きい。いずれにしても、いまだK-1出場が微妙なタイソンが参戦した場合の試金石ともなるし、注目のカードだ。
ボブ・サップの相手はボンヤスキー。これは微妙。キモ戦で失態を見せたサップではやられてしまう可能性もある。そうしたらサップの商品価値はがた落ち。ここは確実に勝てて、もし負けてもK-1にとって美味しい相手(ベルナルドとか)にするべきではなかったか。サップ抜きの決勝戦では盛り上がりに欠けてしまう。まあ、負けても色んな手を使って決勝に出させるんじゃないかという気もするが。
残りのメンバーはアビティ、フィリォら実績より人気優先のメンバー。やはりというか、シュルトは呼ばれず・・・。