Ｋ−１は１０日、「K-1 WORLD GP 2003 開幕戦」（１１日、大阪ドーム）の最終決定版対戦カードを発表。９日に欠場を発表したディフェンディングチャンピオン、アーネスト・ホースト（オランダ／ボスジム）の代替出場選手は、１９９４年に日本の佐竹雅昭を痛烈なＫＯに葬ってＫ−１デビューを果たした“拳獣”サム・グレコ（オーストラリア／正道会館）に決定。
前日のカード決定という、異例の事態。K-1GP開幕戦のチケットを最後に手にしたのは、かつてのK-1トップファイター・サム・グレコだった。
K-1戦績は12勝8敗。98年、99年と連続でGPベスト4の実績がある。ケガでK-1をリタイア後、プロレスラーに転向、WCW入りするも、団体崩壊。総合のトレーニングを積んで、今度は総合格闘家に。01年大みそかの猪木ボンバイエで佐竹と対戦、ドロー。翌02年4月には、プライドでアイブルとの試合が組まれるが、このカードはグレコの負傷で流れている。
グレコがリングに上がるのは、昨年11月のWRESTLE-1に「サム・グレカラス」としてタッグマッチに出場した時以来だ。おそらくK-1のトレーニングはここ数年やっていないと思うのだが・・・。武藤のインタビューで、W-1に出たグレコがドロップキックを失敗して大怪我をしたという話もあった。リザーブマッチに出場するマイケル・マクドナルドかビヨン・ブレギーを出した方がいいのではないか？試合でケガ等のアクシデントが起こらなければいいが・・・。
デイリースポーツには、代役はシュルトが有力と出ていたのだが、ここまで無視されるということは、もうシュルトがK-1に出ることはありえないのだろう・・・。
