「イノキボンバイエ〜馬鹿になれ夢をもて〜」(12.31神戸ウイングスタジアム)に新日本プロレスの永田裕志の緊急参戦と、PRIDEヘビー級王者、エメリヤーエンコ・ヒョードルの欠場が決定したことが22日、都内で発表された。
川又プロデューサーによると、ヒョードルは「PRIDEの榊原社長と会い、契約書を読んだが、PRIDEに出るべき内容になっており、問題点はクリアされていなかった」そうだ。お粗末としか言いようがない。
ミルコについては、いまだ正式には決まらず。一回欠場を決めた選手を説得せざるを得ない、苦しい台所事情が伺える。
永田も、この直前であることを考えると、強豪と対戦させるのは無理だろう。期待できそうにはない。
シュルトの参戦が確定したのは明るい情報だが、ヒョードルと同様、契約上はDSEに決定権があるはずなので、出場を辞退させることもできたはず。それをしなかったのは、武士の情けなのか、猪木祭りを大した脅威と思ってないのか、敵対組織とは言え、あまりに無様にこけてしまっては業界全体に悪影響が出るからなのか、それとも何か裏取引でもあったのか、定かではない。
そういえばノゲイラが猪木祭りに出るとかいう情報もあるらしい。まあ、ノゲイラもケガ人だし、今から出場が決まったところで、強豪との対戦はなさそうだが・・・。
藤田の相手は、現役世界王者を含め、3名の世界ランカーと交渉中らしい。「3ボクサーとも有名戦士」というが、リストアップされている世界王者というのが、WBF王者ハーシシラ。いや知らんて。3大組織(WBA、WBC、IBF)以外のチャンピオンを連れてきて「世界王者でござい」っていうのは、ちょっとズルい。試合10日前にルール交渉してるっていうのも、どう考えてもまともな試合になりそうにないが。
川又氏がフィクサーとなって、来年から本格的に総合のイベントに乗り出していくことが公表されたが、初回からこれでは先が思いやられる。頼みの綱のミルコはコントロールできず、有力な手駒となるはずだったヒョードルもダメ。PRIDEに対抗するには、K-1総合部門と一本化した方がいいのではないか。