「K−1ワールドMAX2004世界一決定トーナメント開幕戦」（4．7国立代々木競技場第一体育館）の魔裟斗の相手が、“トルコの草なぎ剛”ことセルカン・イルマッツに4日、決定した。イルマッツは2月の「日本代表決定トーナメント」でクラス違いのパワーを誇るパンチとテコンドーベースの変則キックで旋風を巻き起こし準優勝。決勝で小比類巻貴之に判定で敗れたものの、「ワンマッチなら最強」の呼び声も高かった。谷川貞治プロデューサーによれば、イルマッツは魔裟斗戦のオファーに「ビッグチャンスをくれてありがとう。必ず勝ってみせる」と闘志をみなぎらせたという。
猪木軍の刺客とか、色物での穴埋めが目に付くWORLD MAXだが、魔裟斗のカードはなかなかのものを持ってきた。一発勝負なら爆発力のあるイルマッツは面白い。魔裟斗も格下扱いするコヒとはレベルの違いを見せられるチャンスだし、また見せなければいけない。
他にはやはりKIDと武田がケガの回復度合いによって参戦するらしい。これはどうかと思うが、もし出られる場合はKIDvsコヒやKIDvs武田になる可能性があるとか。このカードならいい。
出場選手を倍増させた分、一回戦はシャークvs金魚のカードばかりになるかと思われたが、今回のカードはなかなかツボを心得ている。その分、モンゴルvs猪木の刺客なんてカードが組まれて勝者が決勝に進出してしまったりしたら困るが。
