格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★レスリング選手のプロ格闘技出場がライセンス制に

アマレスラーのプロ格闘技出場がライセンス制になることが12日、分かった。日本レスリング協会福田富昭会長(63)は、国際レスリング連盟(FILA)の傘下団体に所属するアマレスラーがPRIDEやK―1などのプロ格闘技大会に出場する場合「ライセンス取得が必要になる」と話した。昨年末のPRIDEの大会をFILAのマルティネッティ会長が極秘観戦。以前からプロ団体のアマレスラー一本釣りに危機感を持っていた同会長は、今春をめどにしたルールづくりに着手している。福田会長によると「レスリングに似ているPRIDEはいいが、K―1はルールが違う。出場する場合はK―1用に練習する必要があり、そのためのライセンス制が必要」と説明した。

PRIDEはレスリングに似ているか?とか、K-1で総合ルールの試合をする場合はどうなるの?とかツッコミどころ満載。K-1に出るためのライセンスはK-1側が作るもので、レスリング協会がそれをやるのは筋違いでは。まあ要はPRIDEと業務提携を結んで優先的に選手を送るようにしたということなんだろうけど。仮にライセンスなしでK-1に出場したら、今後レスリングの試合が出来なくなるのかもしれないが、今はもうレスリング選手がトレーニングの資金稼ぎのために総合に出るという時代ではない。億単位のファイトマネーが得られるプロ格闘技に出た人間が、アマチュア格闘技のレスリングに出られなくなったところであまりデメリットはないので、意味はないと思う。
ところで「昨年末のPRIDEの大会をFILAのマルティネッティ会長が極秘観戦」とあるけど、思いっきりリング上で紹介されていた気がするが・・・。