格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PRIDE-29一部カード発表

<決定カード>

ミルコ・クロコップクロアチア/クロコップ・スクワッド)
マーク・コールマン(米国/ハンマーハウス)

セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/ロシアン・トップチーム)
チェ・ム・ベ(韓国/チーム・タックル)

アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー

イゴール・ボブチャンチン(ロシア/フリー)
高橋義生(日本/パンクラスism)

クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(米国/チーム・オオヤマ)
ムリーロ・ニンジャ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)

<出場予定選手>
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
横井宏孝(日本/フリー)
マウリシオ・ショーグン(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)
ハイアン・グレイシー(ブラジル/ハイアン・グレイシー・アカデミー)
中村和裕(日本/吉田道場)

ミルコはコールマンと。正直ミルコとこの手のタイプとの試合はもう飽きた。しかも決してイージーではないし。1.ミルコ自身が試合をしたがっている2.けれどまだヒョードルとのタイトルマッチを組むようなビッグイベントがない ってことなんだろうけど・・・。なんだか微妙。カード的にはvsハリトーノフの方が面白いが、それだとリスクが高すぎるし、大山や金原のような日本人相手だと、試合自体に興味がなくなるし。今のミルコはマッチメークが難しい。vsムベあたりがいいと思うのだが。
そのムベはハリトーノフと。ムベの微妙に底が見えているようで見えていない戦いぶりも、さすがにここまでか。ちょっともったいない気がする。ここでハリトーノフが勝ったとしてもすごいとは思えないし。
ホジェリオvsアリスターとジャクソンvsニンジャは、ミドル級GP当確組同士の戦いで、なぜこの時期にやるのかわからない。ジャクソンvsニンジャはジャクソンの「シュートボクセへのリベンジで仮想シウバと」というテーマがあるから良いが、アリスターvsホジェリオは何の因縁もないし、ミドル級GPが目前に迫った中ではテーマが見いだしにくい。それでいて、統轄本部長は「大きく期待を裏切れば、GPに出られなくなることもある」なんて言うんだから、出るだけ損だ。桜庭は「見合う相手がいない」ってパスしてるのに・・・。
榊原社長の「日本人は全員ミドル級GPの査定試合」という言葉によれば、ボブvs高橋がその第一弾になる。他には予定選手に名前がある横井、中村と、すでに非公式にPRIDE-29出場がほぼ確定とされている金原・小路も含めると、全部で5試合。勝者が必ずしもGPに出場できるわけではないだろうが、ちょっと多すぎる。1試合くらい日本人同士で査定試合を組んでもいい。そういう意味では、高橋はvs日本人の方が力を発揮できそうな気がするのだが。ボブとは相性が悪いし。
中村は因縁があるハイアン(無理矢理作られた因縁だが)との対戦が最終交渉中とのこと。ハイアンには絶対断って欲しいが、結局このカードが組まれて、中村が判定勝ちでGP出場をゲットしそうな予感。まあこんな展開になるようなら、中村はいつまでたっても人気は出ないと思う。
あと、vs打撃系のオファーを好んで受ける傾向にある金原はvsショーグンになりそうな気がする。
なんだか全体に強力な興味をそそるカードがない、エアポケットそのものといった感じの興行になりそう。