格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★HERO'Sテレビ観戦記

オープニングは入場式。菊地・井上・國奥らは最初から除外。まあこの辺がすごい試合をしても、視聴者からは「何でこの人たちトーナメントに出ないの?」って思われるので、最初からボーナストラック扱いでいいか。

秋山成勲vsカール“トゥームストーン”トゥーミィ

最初は秋山vsトゥーミィ。前回と同様、セコンドとパータッチで入場する秋山。試合はトゥーミィが雑魚すぎて、秋山の実力はまだまださっぱり不明。次は組み技系との試合が見たい。
次はサップvsカラエフか?K-1ではけっこう成長を見せたサップだが、総合ではどうだろうか。

ボブ・サップvsアラン・カラエフ

前半、勢いに押されるサップだが、激しくも大味なグラウンドの攻防でブレイクがかかりスタンドに戻るとカラエフはすでにガス欠。あとはパンチで決めた。動き期待通りの大味な試合・・・って別に期待してないけど。こういう試合って中量級の試合と対極のもので、ある意味中量級でどれだけレベルが高い試合をやっても及ばないものがあるため、同じイベントでやるのはどうかと思う。
やっぱりKIDは初メインということになっているのか。歴史を捏造してるな。

レイ・セフォーvsキム・ミンス

えー、これだけ特別ルール?3分3Rでロープエスケープ有りか。昨日の時点では5分3Rになってたのに。このルールの時点でセフォーが総合に真面目に取り組む気がないってことがバレバレで萎える。
ミンスも総合のトレーニングを5日しかしてないセフォーからテイクダウンを奪えないとは、これでも柔道銀メダリストか?でもセフォーは真面目に総合の練習をしたら良くなりそうだが・・・。2R、ファーストコンタクトでセフォーのパンチが入ってミンスダウン。ダウンカウント(え?)。立ったがすでにフラフラ。ここで止めるべきだったと思う。再開後にセフォーのハイキックが入ってミンスKO負け。
ミンス、もういらないって感じか。唯一の「前田が連れてきた選手」なのだが。セフォーも当分はK-1に専念するんだろうし、HERO'Sにとっては意味がない試合だった。テレビ的にはすっきりKOで良かったのだろうけど。
ここからメインディッシュのミドル級トーナメント(アーツの試合は後か)。出場選手がみんな70kgに近いウェイトで来てたのが意外だった。

村浜武洋vsレミギウス・モリカビュチス

スピードの速い動きでパンチを入れたレミーガがKO勝ち。村浜はテイクダウンを狙っていなかったのか、あるいは狙っていたが全くさせてもらえなかったのか。今回はレミーガのいいところだけが出た。試合としても中量級のいいところが出たと思う(打撃だけだったけど)。

アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラvs所英男

次はペケーニョvs所。1R、かなりいい攻防。攻めるペケーニョ、しのぐ所という展開。ペケーニョはちょっといつもより極めにこだわってる感じがする。所を舐めているわけではないだろうが。
2R。トーナメントは2Rがラストラウンド(延長1Rあり)。今度は固いペケーニョ。テイクダウンからのパウンドに徹する。残り1分、ブレイクでスタンドへ。所のパンチが入ってちょっと効くペケーニョ。しかしすぐテイクダウンしパウンド。
判定、3者ドロー。う〜〜〜〜〜〜〜ん・・・。もう1Rあるから続きでもいい気がするが、一人くらいペケーニョに入っても良かった気もする。
延長開始直後、所のバックブローが入ってペケーニョダウン、パウンドの追い打ちでレフェリーストップ。打撃にウィークポイントがあるペケーニョだったが・・・完全に入ってはいたけど、その後も目はしっかりしているようにも見えた。でもあれは止められても仕方がないか。続けても時間内に挽回は出来なかっただろうし。
所は金星だが、本戦判定でペケーニョが勝ったんじゃないかと思ってしまったのでややスッキリしない・・・。なによりペケーニョと他の強豪との試合が見たかっただけに。でも70kg級の選手に体重差で負けるよりはこの方が良かったか。

ピーター・アーツvs若翔洋

右ストレートがヒットした後、アーツの引き落としで倒れた若翔洋、投げられた時点で相撲の癖で諦めてしまった・・・わけではないだろうが。大味にしても大味すぎ。これじゃアーツの総合の実力もさっぱりだし。

宮田和幸vsガイダルペコフ?

アースラン・マゴメドフじゃなかったのか?どういうこと?でも別にどっちでもいいので。どっちにしても総合素人で、テイクダウンされてチョークでタップ。さすがにこれじゃ客席も盛り上がらず。

高谷裕之vsヤニ・ラックス

ダイジェスト。でも最後は高谷のパンチが入ってKO勝ち。ペケーニョが敗れた今、修斗を背負って勝ちぬいて行けるか。

ホイラー・グレイシーvs吉田幸治

ダイジェストすぎ。判定ホイラー。吉田のいいところが全く放送されなかったってことは、吉田は何も出来なかったのか?Gyaoで確認しよう。

山本“KID”徳郁vsイアン・シャファー

序盤、シャファーが金的2回。打撃ではほぼ互角の攻防。やはりパワー差があるのか、手こずるKID。後半、テイクダウンに成功すると、上をキープしてインサイドからパウンドを落としていく。シャファがゴング後に腕十字をしかけてまた一悶着。でもヒールとしてはいい仕事をしている。
2R。パウンドのダメージでシャファの右目が腫れている。スタンドでの打撃戦に徹するKID。離れた間合いからローを入れていくが、谷川が言うほど効いているようには見えない。逆にシャファがパンチで攻め込む場面も。終盤、KIDが片足タックルからリフトアップして後方に投げテイクダウンするが、シャファは下からがっちりホールドしてディフェンス。そのままゴング。
この試合はスーパーファイトなので3Rへ。
3R、KIDのアッパーがかすめて、効いたのかシャファーが後方に下がる。そこに追い打ちでパンチを入れるKID。倒れたシャファを踏みつけにいったところでレフェリーストップ。最後はシャファの心が折れた感じ。KO勝ちではあるが、内容から言ってギリギリ及第点か。シャファクラスに苦戦するのでは、これから70kg級のトップ選手とやるのはかなり厳しい戦いになるだろう。
つづきは明日、Gyaoでの観戦後に。