“韓流サイボーグ”vs“ロシアン・リトルデビル”。シモノフ182cm、82.9kg。カーン180cm、82.8kg。
右ストレートでシモノフをよろめかせるカーン。すかさず飛びついていくが、シモノフは両足をすくってテイクダウン。が、カーンは立ち上がり、逆に支え釣り込み足でテイクダウン。しかしまたスタンドへ。
以後は両者いいパンチを入れるが、スタンドで踏み込めず、見合った状態が続く。残り１分、カーンがタックルに行くが、シモノフが切って上になったところでゴング。ここまでは五分。序盤ダウンを奪ったカーンだが、次第にシモノフペースになってきたか。
2R。1R後半同様、スタンドでシモノフがプレッシャーをかける展開。中盤、シモノフがパンチをヒットさせ、テイクダウンに成功。カーンはガードから十字、ヒップスローなどをしかけるが、シモノフはインサイドでしっかり押さえ込んで防御。両者にグリーンカードが出てブレイク。再開。カーンがタックル。シモノフはこらえるが、スタンドで後ろに回ったカーンは、そこからキムラ。かなり絞り上げる。抜けるが、さらに上を奪い、ゴングまでパウンドを入れ続けて勝利を決定づけた。
判定3-0でカーン勝利。
レベルは高かったが、両者見合う場面が多く、盛り上がりはイマイチ。しかしカーンはトータルでレベルが高く、フィリォやブスタマンチが出てこなければ武士道GPの優勝候補だろう。地味なので潰されそうだが。
