格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★桜庭vs田村消滅

2005年12月31日(土)、埼玉・さいたまスーパーアリーナにて開催される『PRIDE 男祭り 2005 頂−ITADAKI-』の記者会見が東京・永田町のキャピトル東急で行われ、出席した榊原代表が桜庭VS田村のカードがなくなったことを発表した。

 長い交渉だった。格闘技ファンがこの一戦の最終決定報告を今か今かと待っていた。「何度かこのカードを実現しようと頑張ってきたが、出来なかった」と前置きした上で、「金銭的問題以前に、田村の方が桜庭戦を受け入れるタイミングではなかったから」と榊原代表がカード消滅理由を説明した。

桜庭和志の相手は、ビザの間に合わないブラジル人以外の外国人選手で調整中で、週明けには発表予定だという。

結局田村が桜庭戦を拒否しきったことから逆算して考えると、やはりU-Style AxisDSEは金銭的に関わっていなかったと判断していいのでは。詳しくは
http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20051114
のコメント欄や
http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20051123#1132745014
で書いていることの繰り返しになるので省くが。
なぜか桜庭戦を頑なに拒む田村。なぜここまで田村が桜庭戦を拒否し続けるのか。うわべの理由じゃないと思われるものは出てきていないが、これもなぜか田村が旧インター勢に嫌われまくっている*1のと根は同じなのでは。
旧インターのフロントである鈴木健は、Uインター時代にフロントの一部が田村を担ぎ上げて新団体を起こそうとしたことが原因と語っているが*2それだけじゃどうにも納得出来ない。理由がはっきりと表に出てこないということは、表沙汰に出来ないほど酷いか、あるいはくだらないかのどちらかだろう。いずれにせよ、今後も出てくることはないはず。
榊原社長のコメントで、対戦消滅がタイミングの問題だと言っているのを見ると、今後また組もうとしているんじゃないかと思ってしまうが、もう桜庭の引退試合以外では組む必要はないだろう。
まあ、自分がDSEの社長だったら田村や田村の弟子は二度とPRIDEに上げないが。もっとも田村自身はPRIDEに出たいと思っていないだろうし、弟子の中村や大久保らにしても、コネで出ていただけでもともと武士道に出るレベルでもなかったのだから、田村サイドにしては特に損にはならないだろう。K-1に行ったら歓迎してくれるだろうし。
追記・榊原社長の発言
http://www.prideofficial.com/free/news/details.php?id=1134732930
「いつの日か実現へ向けて、頑張って行きたいと思います」
「旬は逃したかもしれませんが、温かく見守ってもらって、必ずや実現に向けてタイミングを見て一生懸命にもっていきたいと思います」
しかし、ここまで田村相手に下手に出る必要があるのだろうか。こう何度も繰り返していると、「逃げた田村」だけでなく「振られ続ける桜庭&DSE」もイメージダウンになると思うのだが。別に組んじゃいけないわけではないが、今後は決定するまで発表せず、前段階で「交渉中」とか言わない方がいいだろう。

*1:桜庭・金原・ヤマケン・高田などにそれを裏付ける発言が多い

*2:参考・http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20050216#1108561712