格闘技徒然草

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★ホイスが11年ぶりにUFC復帰、マット・ヒューズと対戦

5月開催のUFCホイス・グレイシーが参戦し、ウェルター級王者・マット・ヒューズと対戦することがわかった。UFCを主催するズッファ社がラスベガスで1/16(現地時間)開催した「アルティメット・ファイト・ナイト3」内で発表した。ホイスのUFC出場は95年4月7日のUFC 5でケン・シャムロックと引き分けて以来11年1ヶ月ぶり。

UFCのビッグニュースは、MMA WEEKLYの予想通り「ホイス復帰」だった。そのMMA WEEKLYによると、

試合は175ポンド級ノンタイトル戦で行われるようです。ネバダ州アスレチックコミッションの規則によればグレイシーは胴着を着る事が許されず、ノンタイトル戦は5分3ラウンドになり、それはグレイシーネバダ州ルールにより、K1で最近やったような特別ルールを決める事ができないであろう事を意味します。

「道衣無し」については、最近ホイスはギなしの試合もこなしているので問題はないと思われる。試合時間は、UFC後のホイスは1R10分の試合が多い。5分ではグラップラーに不利と見ているのだろう。そして一番の疑問は判定があるのかどうか。これもネバダ州ルールで規定されているんだろうか?もし判定有りを飲んだのだとしたらかなり意外だ。ホイスは自分が納得出来る状況でなければ試合をせず、けっして妥協しないと思っていたので。それとも、日本でホイスがルールにやたらと厳しかったのは、単に日本のイベントが信用出来ないからだったのだろうか?
ノンタイトルとは言え、いきなりの王者との対戦。アメリカ在住で、アメリカでアカデミーを開いているホイスにとっては、日本でしか知名度がない秋山や所とやるよりはメリットが大きいかもしれない。しかし、その代償は高くつきそうな気がする。ホイスが一方的にパンチを浴びて負ける姿しか思い描けない。危険すぎる相手だ。でも、ひょっとしたらホイスは(ヒクソンと違い)対戦相手の選り好みを一切しないのかもしれない。今までのホイスもずっとプロモーションに組まれた相手と戦ってきているし。自分から対戦を望んだのは、リベンジ戦となる吉田戦くらいだ。
もっとも、仮にホイスが惨敗したとしても、日本の格闘技中継においては「なかったこと」にされるだろうから、この試合が日本におけるホイスの商品価値を下げることはないのかもしれないが。