http://www.prideofficial.com/free/news/details.php?id=1147928382
ロシアに戻って拳を再検査したところ、右拳に添え木のように入っているプレートを抜くことは難しく、プレートを抜く手術が早くて6月の上旬。そこから傷口を縫合してトレーニングを再開するとなると2ndROUNDまで時間がありません。それでもヒョードル本人は間に合うと言っていたのですが、無理して2ndROUNDに出場して決勝戦を欠場するということになれば、私達としてもダメージが大きいですし、ファンの期待を裏切ることになります。断腸の思いではありますが、医師の意見を受け入れて時間をかけてケガを治そうという結論に至りました。
まあヒョードルの手術の日程は最初から分かっていたことで、出場は疑問視されていたが、やはりこうなったか。最初からGPにヒョードルが参戦せず、ミドル級のシウバが２回戦シードとなったらそれはおかしいと言われそうだが、ヒョードルはシードで出場→欠場のためシウバ急遽参戦という流れだとおかしく見えない。何よりシウバが出る方が面白い。ヒョードルはもうヘビー級でも頭一つ抜けているし、ノゲイラ・ミルコとGPで対戦しても現時点では期待が持てない。そしてまたヒョードルが優勝したら、もうPRIDEヘビー級はヒョードル最強で終了してしまうところだった。vsハントは見たかったが、これはもうちょっとハントが経験を積んでからの方が面白くなるからいい。
「最強を決めるトーナメント」ではなくなったが、ミドル級トップのシウバがヘビー級でどれだけできるかというテーマの方が興味がある。まあ優勝は無理だろうが。
シウバの相手ではこの中では藤田か。まーた日本人かよと見る向きもあるかもしれないが、シウバ目線で見たら、最初は一枚落ちる藤田相手にヘビー級での試運転をしておきたいだろう。DSEとしても目玉のシウバが緒戦でいきなり消えたら痛いし。
オフィシャルでやっていた２回戦組み合わせアンケートの結果は次の通り。
1位 吉田秀彦×ミルコ・クロコップ
2位 ジョシュ・バーネット×エメリヤーエンコ・ヒョードル
3位 ジョシュ・バーネット×アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
4位 藤田和之×マーク・ハント
5位 マーク・ハント×エメリヤーエンコ・ヒョードル
6位 アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ×ファブリシオ・ヴェウドゥム
ヒョードルvsノゲイラが最下位で、ヒョードルvsミルコがブービーということだが、これは２回戦でいきなりトップ３のつぶし合いをして欲しくないと言うだけで、別にこのカード自体を見たくない訳じゃないだろう。
1位のミルコvs吉田は2位に2倍以上の差を付けたトップ。これに榊原社長は
組むのは難しくてどうしようかな、と（苦笑）。
なんてコメントしているが、GPというトーナメントに出てきた以上、他の出場選手誰とでもやるというのが当然では*1。それをこのカードは難しいとか誰とやりたくないとか言わないで欲しい。萎える。吉田だって表向きは「相手は誰でもいい」って言ってるんだし。
それに残ったメンバーでカードを組むなら、吉田にとってミルコ戦よりも組むのが易しいカードってvsシウバの３回目しかない。さすがにこれは組めないだろうから、結局はミルコ戦が決まるのでは。
*1:同門でいつも一緒にトレーニングしているという場合を除く
