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1R、水垣のパンチをもらい、タックルも切られる山本。決定的なポイントは失っていないが、このままではやばいか・・・と思ったら、2R以降は鬼の片足タックルでテイクダウン取りまくり。水垣は全く対応出来なかった。上になっても押さえ込むだけで、ポジションもとったがそこから細かいパンチもそんなに入れられなかったので、判定でどう評価されるかと思ったが、山本勝利。いきなりのクラスAデビューは伊達じゃなかったことを証明した。
ちなみに、煽りVでは「別プロモーションで活躍」としか言われなかったが、実況アナは「パンクラスネオブラッドトーナメント王者」と紹介していた。
1R、パンチの打ち合いはやや朴有利。2Rも同じ展開だが、朴がテイクダウン。が、逆に冨樫が十字を取るチャンス。僕も必死に抜けてスタンドへもどる。3Rもパンチの打ち合いだがやや冨樫か。
30-28朴、28-30冨樫、30-30ドロー。どっちにつけたにせよ、２ポイント差はないと思った。
天突頑丈vs遠藤雄介
前の試合同様のパンチの打ち合い。2R、天突がテイクダウンを奪うが、遠藤はガードで頭を振って天突のパウンドをかわす。3R終盤、天突がテイクダウンしサイドに。しかしそこから有効な攻撃をするまもなくゴング。
勝者遠藤。
29-28、30-28、30-27。ずいぶん差がついた。ポイントほどの差はなかったが、遠藤が打撃で上回った。
阿部兄は強いがもう底が見えてしまっているし、盛り上げるけど豪快に負けるだろうと思ったが、パンチでぐらつかせると追い打ちのパンチラッシュでダウンを奪う。立ち上がったが効いているリオン。さらにパンチで攻め、ダウン気味に倒れるリオンに阿部兄が追い打ち。番狂わせか！？と思ったが、立ち上がり殴り合いに応じたリオンは右で阿部兄のアゴを打ち抜いて完全KO。大逆転勝ち。
終わってみたら、盛り上げて豪快に負けた阿部兄。でも十分いい仕事した。
不死身夜天慶vs田村彰敏
パンチの不死身夜と蹴りの田村。2R、テイクダウンした田村。立とうとする不死身夜のバックにつくとチョーク狙い。が、アゴの上で決まらず。しかし不死身夜にグローブつかみがあったとして減点１。終了間際に不死身夜が膝十字に行くがゴング。3R、後がない不死身夜がパンチで攻める。下がりつつジャブを当てる田村。攻めるしかない不死身夜だっが、パンチにやや力がない。パンチでどんどん前に行くが、田村のディフェンスを崩せず。そのまま田村が逃げ切った。
２者が１ポイント差で、グローブつかみがなければドローだったが、反則しなければいけないほど不死身夜がチョークで追い込まれていたということだろう。
パンチで上回っていた中蔵。2Rにはついにダウンを奪う。逆転を狙う中蔵はパンチで出て、テイクダウンも狙うが、中蔵は崩れない。中蔵が逃げ切り環太平洋ウェルター級新王者に。
寝技最強決定戦と銘打たれたが、グラウンドに持ち込みたいのは青木で、菊地はスタンド勝負したい模様。組み付いて引き込もうとする青木に立ったまま耐える。青木は空中ラバーガードのまま、菊地の右腕を背中越しに掴み、そのまま引っぱって肩を極めようとする。予想外の動き。かなり極まりかけ、ついにグラウンドに引き込む。菊地はようやく腕を抜くが、青木が三角。菊地が三角に捕らえられたまま上からパウンドを落としたところでゴング。
2R。パンチで前に出た菊地。組む青木だが、菊地はすかさず足を刈ってテイクダウン。青木は三角・オモプラッタ狙い。オモプラッタに捕らえたまま頭に鉄槌連打。菊地は尻に膝。青木はオモプラッタに捕らえた手を十字に切り替えるが、菊地も素早く対応。前転して抜ける。青木のガード。下からパンチ。菊地も上からパウンドを落とす。顔面・ボディに何発か入る。ゴング。
ここまで1Rは青木、2Rはドローかやや菊地か。
3R。組み付いた青木。両差し。菊地も一本入れる。ボディに膝を連打するが、ローブローとなり一時中断。再開。パンチで出る菊地にすぐ組む青木。菊地はコーナーに押し込んで太股に膝。グラウンドに持ち込ませない。ブレイク。両者慎重になって見合いが続く。残り１分、菊地がタックル。がぶったがコーナーに押し込む。またモモカン。時間が過ぎていく。ゴング。
最後はドローか菊地か・・・どっちでもいい感じなので、ドローになりそうだが。
判定29-28菊地、30-28青木、29-28青木。2-1で青木勝利。菊地はやっぱり最終ラウンドもっと攻めるべきだった。慎重すぎた。
青木は苦しんだ勝利。静かな試合だったが面白かった。他がパンチだけに終始する試合が多かったので、グラップリング主体の青木の試合ぶりが良かった。
