“レジェンド”フランク・シャムロックが、現代に蘇ったブルース・リーことカン・リーを相手にストライクフォースミドル級タイトルの防衛戦を行った。
試合は距離をとった打撃戦に終始。飛び込んでのパンチを入れるフランクに対し、カン・リーはミドル・サイドキックなど蹴り主体で試合を優勢に薦める。思い通りに戦えないフランクは挑発を繰り返す。
3R、フランクが右のパンチをヒットさせ、形勢逆転。パンチで攻め込んでいくフランク。だが、終盤にリーの左ハイをもらい、動きが止まる。なんとかラウンド終了まで耐え抜いたが、4R開始前に試合を放棄。１１年ぶりの一本負けで王座から陥落した。腕を釣っているので、負傷による続行不能らしい。骨折？
去年、フィル・バローニに勝ってミドル級王座を獲得したフランクだが、近年は評価がある相手との対戦がなく、ヘンゾ相手にはグラウンドで押さえ込まれていいところなし（苦し紛れに放った膝で反則負け）。王者になってもミドル級のランキングには入っておらず、実力測定が出来る相手との対戦が待たれていたが、同じく総合での実力測定が出来ていないカン・リーに敗れてしまった。田村のように現役トップクラスとの対戦を避けて評価を維持してきたフランクだが、これで幻想崩壊か。
勝ったカン・リーも未だ実力はつかめず。参戦が噂されている三崎ならそれほど勝つのは難しくないのではと思われるが。まずは前座で勝ったジョーイ・ヴィラセニョールあたりとやって実力測定してほしい。
