格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★SRC13総評

メインの衝撃でほとんどすべて飛んでしまった。まさか金原も兄弟子の鹿又と同じパターンで葬り去るとは。これで3試合連続で秒殺KO。判定が多かったのがKOを取るスタイルにしたのは、小見川戦で不本意な判定負けを喫したのが原因らしい。次の挑戦者は日沖だと思うが、それも盛り上がるかどうか心配になるほどの圧倒的な強さだった。
真騎士は強敵ダムを完全KO。ダムの打撃をもらう場面もあったが、チャンスの場面での爆発力がすごい。完全にSRCライト級のトップの一角に。次は北岡・横田・光岡のうちの誰かとの対戦が見たい。
菊田はついに保身失敗し、等身大の実力を晒した。もともと、寝技(それも上攻め限定)の一芸だけで勝つスタイルだったが、その得意分野に持ち込むためのテイクダウンが全くできなかった。相手の榎本はキャリア6戦で、グラップリングやキックの経験はあっても、レスリングの実績はない。そういう選手にも通用しなくなってしまっていた。世界どころじゃない。
菊田が今後総合を続けていっても、アブダビ制覇以上の栄光を手に入れることはできないだろう。本人の希望する「意味がある選手との対戦」も、現時点での菊田の格で実現しないのでは、今後も望み薄。この状態で戦い続けるモチベーションが菊田にあるかどうか。このまま辞めてしまうのではあまりに寂しい。もう一度保身を捨てて勝負に来るところが見たい。
ウェルター級GPは現時点では盛り上がりが心配。榎本がGPに参加するようなら期待出来る。ワダタクはあの試合内容でも「自分らしい試合」と納得しているようなので、メジャー定着は難しいのでは。ただ、本人もそれはわかっているようで、負けたらもう呼ばれないだろうから勝ち続けるしかないとのこと。
前半は、アクシデントもあり、すっきりしない決着が続いたが、K太郎のKO勝ちで流れが変わり、後半は全てKO決着。それも3試合が1R。欲を言えば、もっと互角の攻防で動きがある展開の試合が多かったら良かったが。一方的な決着が多かった。
ベストバウトは真騎士vsダム。