身長ではホジェリオが上だが、胸から肩にかけての筋肉はベイダーの方が盛り上がっている。
距離を詰めていくベイダー。ホジェリオは下りながらサークリングして距離を取る展開。ベイダーもまずはボクシング勝負か。パンチで組み付いてベイダーがテイクダウン。パウンド！いいのが一発入った。クロスガードを取るホジェリオだが、金網に頭を押しつけられ、身動きが取りづらい体勢。ベイダーは距離を離さずに肘やパウンドを入れていく。ホジェリオはホールドしていたが、金網にもたれながら立ち上がることに成功。離れて打撃戦に。ホジェリオのパンチがヒットし、バランスを崩すベイダー。またタックルでテイクダウンしたベイダーだが、ホジェリオはすぐ立ち上がった。ホーン。1Rはベイダー。
2R。打撃戦から。ベイダーはタックルも仕掛けるが、距離が遠くて失敗。が、ローにタイミングを合わせてテイクダウン成功。ホジェリオはもぐろうとする。距離を取ってパウンドを落とすベイダー。ホジェリオが蹴り離してスタンドに。組み合いからすくい投げで投げたベイダーだが、ホジェリオは押さえ込ませずすぐ立つ。打撃で若干ホジェリオが押してきたか。ホジェリオが前に出ていく展開。しかしクリーンヒットはない。ホーン。このラウンドは際どい。一回テイクダウンしただけのベイダーに入れるほどでもない。イーブンもあるかもしれない。Sherdogのジャッジも二者ドローで一者ベイダー。
3R。ベイダーが右フックを放った際、ホジェリオの右手の指がサミングとなり中断。再開。ホジェリオはリズムが良くなってきた。タックルも切っている。2分過ぎにテイクダウンしたが、寝かされずに立つホジェリオ。徐々にホジェリオペース。手数とヒット数は上だが、明確なダメージはない。残り1分。ホジェリオのパンチをもらい、舌を出すベイダー。効いていたがゆえか。さらにホジェリオがラッシュするが、そこにタックルを合わせてベイダーがテイクダウン。ベイダーがパウンドを落とすが、ダメージを与えるものは無し。ホーン。このラウンドも微妙……。
判定は三者30-27でベイダー。2,3Rは微妙だったが、ベイダーに入っていても特におかしくはない。ホジェリオは1Rを落としていたんだし、もっとポイントを取り返すべく仕掛けるべきだった。 PRIDE出身選手では数少ないUFC無敗だったホジェリオだが、3戦目で初黒星。
