格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC129:総評

今回はGSPの試合以外に(退屈の抗議の意味での)GSPコールが起こることもなく、前座からいい試合・衝撃的結末が続き面白かった。メインは残念だったが。
メインはシールズにちょっと肩透かし。シールズはもっとグラウンド勝負を仕掛けて欲しかった。どういう作戦だったんだろうか。打撃で打ち合うというわけではないだろうし。倒せないまでももっとチャレンジして欲しかった。GSPはグラウンドが強いシールズに対し、目の不調もあっていつも以上に安全運転だった。
アルドもWEC〜UFCでは初めて劣勢になる場面を見せた。あれだけフルスイングで打ち込んでいたら、さすがに終盤はスタミナ切れしてしまうか。ジャブをもらう場面もあったが、ボクシングの上手さはマルロンより上。しかし、最終ラウンドに逃げ切りを狙う際には、ガードワークはやや下手だった。このあたりが穴になりそう。まだ若いので向上の余地はあるが。
LYOTOの復活は嬉しい。クートゥア戦はまあ勝って当然の試合かもしれないが、勝ち方にファンタジーがあったのが良かった。ジョン・ジョーンズはタイトル獲得直後に早くも絶対王者と言われているが、LYOTO幻想が復活した状態でタイトル挑戦まで持っていければメガマッチになる。
ベストバウトはアルドvsホーミニック。