格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★Strikeforce「Overeem vs Werdum」予想と展望

<ヘビー級ワールドGP準々決勝/5分3R>
アリスター・オーフレイム(オランダ)
ファブリシオ・ベルドゥム(ブラジル)

<ヘビー級ワールドGP準々決勝/5分3R>
ジョシュ・バーネット(米国)
ブレット・ロジャース(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ダニエル・コーミアー(米国)
ジェフ・モンソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ヴァレンタイン・オーフレイム(オランダ)
チャド・グリッグス(米国)

<ライト級/5分3R>
KJ・ヌーン(米国)
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

年内には決勝戦が間に合わないという話もあるSFヘビー級の1回戦残り2試合と、リザーブ候補4人によるヘビー級戦+KJvsマスヴィダルというライト級トップ対決5試合がスカパーで中継される。
スカパーが放送権を持っているのはShowtimeでの中継試合のみで、HDネットで中継される前座の中継がないのは仕方がないが、やはり5試合のみというのは寂しい。早く終わっても前座の中継はないし。
メインは今ヘビー級でもっとも幻想をまとったファイターであるアリスターが、久々に強豪と対戦する一戦。過去、PRIDEヘビー級GPでの対戦はまったく参考にならないだろうが、アリスター覚醒以後も、強豪柔術家との対戦はない。ミルコ戦以降は、寝ても立っても上回っている相手との対戦が続いている。アリスター幻想が途絶えるならここ。ヴェウドゥムに勝てるなら、準決勝のペザォン戦も勝てるだろう。
ヴェウドゥムも前回からかなり進化しているが、打撃では当然アリスターには及ばない。ポイントはテイクダウンの攻防か。前回、ヒョードル戦の前には、ヴェウドゥムはテイクダウンをかなり強化してきたと言っていたが、試合ではパンチでダウンしてそのままトライアングルチョークで終わってしまったので、タックルを見せる間もなかった。もともとテイクダウンは上手くない部類のヴェウドゥムだが、アリスターにプレッシャーをかけられるだけのものがあるかどうか。
テイクダウンが出来ればヴェウドゥムが極めて勝つと予想。ただし、それは自在にテイクダウンが取れるほどの差がある場合で、序盤だけ取れても、その後立たれると、テイクダウン狙い→失敗→スクート→ブレイクの繰り返しでアリスターが優勢に試合を進めることになるだろう。
予想はヴェウドゥムの一本勝ち。穴狙いだが。
最近めっきり試合数が減ってしまったジョシュ。ヒョードルの敗戦を見ると、ジョシュの技術も旧世代のものになってしまってはいないか不安になる。最近勝った相手も、明らかな格下か、最新の技術を持っていない選手(ヒーゾやアイブル)。もっとも、ロジャースはそこまで怖い相手ではないので、この試合は問題ないか。ジョシュ一本勝ち。この試合で苦戦するようなら、次のハリトーノフ戦も危ない。
ヘビー級ワンマッチでは、PRIDE最後の勝者・ジェフ・モンソン40歳も出場。3年前の戦極でのジョシュ戦以来、ジョシュは4試合しかしていないが、モンソンは20試合もしている。トップ選手との対戦がないとはいえ、17勝3敗の成績を残している。対戦相手は無敗のレスリングエリート・ダニエル・コーミアー。コーミアーの実力を測定するのにはうってつけのカードかもしれない。
1試合だけ組まれたライト級戦・KJvsマスヴィダルも注目。打撃勝負ならKJに分があるか。マスヴィダルをKOできるようなら、メレンデス戦も楽しみになる。KJヌーンKO勝ち。
明日午前11時より速報します。