格闘技徒然草

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★UFC137:総評

ペンの引退宣言に放心状態。たしかに、今回の試合を見ると、もうウェルターではトップに立つのは難しいだろうし、ライト級も天敵エドガーが君臨している限りトップにはたどり着けない。それでも、まだまだできるはず。まだ32歳。1年くらい休んでからまたやりたくなることもあるのでは。ディアスとのグラウンド勝負をもっと見たかったが、2R以降はテイクダウンも無理だった。
ディアスは当初のGSP戦が流れたことが、結果的に最高のプロモーションに。が、先にコンディット戦が組まれているので、ディアスが挑戦するのは最低でも半年後か……。つくづくもったいない。シウバvsソネンと並ぶビッグカードになったのに。かといって、コンディット飛ばしはして欲しくはないが。実際に組まれたら、GSPは打ち合わないだろうから、今日とは全く違う試合になりそうだが。
日沖は勝ったが、結局今までの日本出身ファイターと同じく、オクタゴンでは借りてきた猫になってしまった。ロープに押し込んでから、クラッチしてのテイクダウンを狙う選手は金網だと厳しい。中央ならテイクダウンは奪えるが、その場合はちゃんとしたレスリングのタックルができないとグラウンドに持ち込めない。今のままではタイトル挑戦までは辿り着くのは難しい。
UFCで勝ち残っている岡見・水垣は国内ではCAGE FORCEでキャリアを積んだ選手。世界に出るためにも、国内の金網興行は絶対に必要だと思う。
ミルコ引退は仕方がない。前回の負けでもう限界は見えていた。精神的・体力的に厳しい状態で、あのネルソンを一時はKO寸前まで追い込むくらいに仕上げてきたのが素晴らしかった。お疲れ様と言いたい。
次回UFC138、小見川の試合は前座だが、WOWOWでちゃんと放送される模様。もちろん、WOWOWの放送開始前には小見川の試合は終わっているので、生ではないだろうが。全試合終了後に流す形か。
ベストバウトはメイン。