175ポンド契約→ダマルケス計量失敗で183ポンド契約。本来両者ともウェルター級だが、ジョンソンがパスカル・クラウスの代役で直前の参戦決定となったため、5ポンド重いキャッチウェイトに。しかし元々ウェルター級でも計量失敗したことがあるダマルケスだけに、短期間では落としきれなかったか。
UFC4勝5敗の中堅ダマルケスに対し、総合無敗でUFC初出場の24歳ネルソン。メインとこの試合のみイギリス人が絡まないが、アイスランド人のネルソンがホーム。13歳から空手を学び、その後柔術に転向して、2011年のADCCでは無差別級ベスト4に入っている。総合10戦無敗で、デビュー戦の引き分け以外はすべて一本・KO勝ち（うち1R勝利が8）。しかしヨーロッパのローカルでの戦績のみなので、レベルは不明。
いきなり右ハイを放つネルソン。空手っぽい構え。飛び込んでのパンチ。流派は違えど空手がバックボーンのためLYOTOっぽい。今度はタックル。ダブルレッグからテイクダウン。ハーフ。金網を蹴ってポジションを変えるダマルケス。オモプラッタ。潰したネルソンがサイドを取る。マウント！ハイマウントから亀になったダマルケスのバックに回りチョーク。腕がアゴの上。四の字フックに組み直す。身動きが取れないダマルケス。バックからパウンド。そしてチョーク。喉元に入ってタップアウト！
ネルソンが事前評判通りの組み技の強さを見せつけ1R一本勝ちでUFCデビューを飾った。
勝っても無表情のネルソン。当然の結果と言わんばかり。
