格闘技徒然草

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★UFC on FuelTV5:第10試合・ダン・ハーディ vs. アミール・サダロー #mmajp

ウェルター級。
現在のところイギリス人唯一のUFCタイトル挑戦を果たしているダン・ハーディ。GSPに敗れてからは4連敗したが、前回ラドウィックにKO勝ちして復活。相手はアミール・サダロー。プロ経験なしでTUF7に参加し優勝。キャリアすべてがUFCでの試合で6勝3敗。ただ、タイトル戦線での試合はないので、5勝4敗のハーディとは単純に戦績の比較できない。
パンチと打たれ強さが武器のハーディに対し、サダローのバックボーンはサンボ。
ハーディさすがに今日一番の人気。そしてとばっちりでサダローには今日イチのブーイング。
まず出てきたのはサダロー。ハーディはガードを固めて様子見していたが、さっそくパンチを打ち返していく。パンチオンリーのハーディを蹴っていくサダロー。手数ではサダロー。ハーディなかなか手が出ない。組みついたサダロー。ハーディは両脇を差されたが金網に持たれて堪える。差し替えして体を入れ替える。そして密着しての肘。逆にテイクダウンを狙っていくが離れた。ハーディがパンチで攻める。首相撲に捕らえるとサダローのアッパーが入る。また組み付くハーディ。また肘。サダローの投げをこらえたところでホーン。
1Rは互角だが、打撃の手数でサダロー。
2R。手数を増やしてきたハーディ。全力のパンチ・キックを叩きこむ。ガードの上だが。パンチから意表をついてタックル!テイクダウン成功。が、すぐに立たれる。サダローが肘を入れて引き剥がし、ジャブを顔面に入れる。左右のパンチを振り回して出ていくハーディ。そしてまたタックルでテイクダウン。パンチのプレッシャーがあるだけに決まる。インサイドから肘を落とす。さらにパウンド。スクートから足をさばいて肘。ホーン。
2Rはハーディ。
3R。ハーディまたタックルだが今度は読まれた。金網に押し付けて膝を入れるが、逆にテイクダウンを狙うサダロー。必死に耐えたハーディ。離れた。サダローのタックルを切って押し込むハーディ。離れた。パンチを入れていく。ハイキックにパンチを合わせてバランスを崩した所にタックルでテイクダウン成功。またインサイドから肘。サダローは十字を狙うがこれはハーディが読んでる。そしてパウンドを入れる。サダロー、下から三角も狙うが仕掛けを潰されパウンドをもらう。残り30秒。がぶりから立ち上がったサダローだが、ハーディは右肘から左フックをヒットさせ、またタックルに。耐えたがホーン。
3Rもハーディ。
判定。29-28☓2、30-27でハーディが文句なしのユナニマスデシジョン……といいたいところだが、1Rもハーディに入れたジャッジは会場の声援に惑わされすぎだろう。ホームでの大声援をバックにしての戦いだったが、快勝と言うよりは泥臭く勝ちを取りに行った。ホームだけに手堅く攻めた印象。