格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC154:メインイベント・ジョルジュ・サンピエール vs. カーロス・コンディット #mmajp

UFCウェルター級王座統一戦。王者GSPは膝の靭帯を損傷し、手術を行って以来の試合で、約1年7ヶ月のブランクがある。MMAにおいて、膝靭帯の手術を行った選手の多くは、負傷前より戦績を落としている(KIDなど)が、それが手術の影響なのか、単なる肉体的衰えと時期を同じくしただけなのかはわからない。しかし、GSPにとっては大きな不安材料であることは確か。
相手のコンディットは打撃とパウンド・極めが武器。下になってからも攻められる反面、テイクダウンディフェンスはやや甘いところがある。現在5連勝中だが、相手の中でレスラーはジェイク・エレンバーガーのみ(スプリット判定勝ち)で、ジョン・フィッチをも上回るGSPのレスリング力が健在なら、苦しい戦いを強いられることになる。
さすがにGSPは絶大な人気。
前に出ていくのはGSP。金網づたいにサークリングするコンディット。パンチが交錯。GSPは打撃勝負か?大・GSPコール。GSPの左がヒット。タックル!シングルでテイクダウン。コンディットはラバーガード。外れた。インサイドからネックロックに捕らえているGSPに対し、腕十字を狙ったコンディットだが抜かれる。GSPがハーフにするが戻すコンディット。また一本超えてハーフ。ガードに戻すがその間も細かいパウンドを入れるGSP。また腕十字を狙っているコンディット。GSPはパウンドへ。コンディットも下から殴る。下から足を抱えようとするコンディットだが防いだGSPがまたパウンド。下から足関を狙ったコンディット。GSPが足を抜いてスタンドへ。ホーン。
1RはGSP。コンディットはこめかみをカットし激しい出血。肘で切れた模様。ここまではGSPの動きに怪我の影響は感じられない。
コンディットの出血はインターバル中の処置でひとまず止まっている。GSP前蹴り・右ハイ。右ストレートがコンディットの顔面をかすめる。また右ハイ。コンディットのこめかみからの出血がまた始まる。パンチで出てきたコンディット。GSPは距離を取ってもらわない。飛び膝にワンツーを合わせるGSP。スタンドでもGSPペースになってる。コンディットのローにカウンターのタックルでテイクダウン。すぐにハーフ。ガードに戻すがまたパウンド。コンディットが出血で上半身が真っ赤に染まる。スクートから立ち上がるコンディットだが、立ち際にパンチを貰う。ホーン。
このラウンドもGSP優勢。今のところ危なげない。コンディットもまだ力は残っている。コンディットの左ハイがヒット!GSPダウン!コンディットパウンド。しかし意識ははっきりしているか。潜って逃げようとするGSPだがコンディットは上をキープして肘を落とす。立ったGSP。しかしGSPも出血。前に出ていくGSP。パンチ連打からガードを固めた所でダブルレッグでリフトしてテイクダウン。序盤の攻防でお互い少し消耗したか。GSPはコツコツパウンド。コンディットも下から肘。金網まで押し付けるGSP。コンディットはバックを取らせて立ち上がる。アームロックに捕らえて投げようとしたコンディットだが潰されてまたガードに。またハーフ。密着してパウンド。ホーン。
すぐに立ち上がってコーナーに戻るGSP。それほどダメージはない模様だが、このラウンドはコンディット。先ほどダウンした左ハイをもらったGSPのこめかみが腫れ上がっている。
スーパーマンパンチで距離を詰めてタックルに入るGSP。テイクダウン。サイドについているがハーフに戻した。フルガードに。しかしまたハーフにしてパウンドを落とすGSP。下から足に絡んだコンディット。外れるが三角。しかしこれも引き剥がしてGSPパウンド。またバックを取らせて立つコンディット。タックルを狙ったGSPに対し、スイッチで上を取るコンディット。が、また上を取り返す。コンディットまたガード。バックを取らせて立とうとした所でホーン。
このラウンドもGSP。ブランクはまったく感じさせない動き。
あっという間に5R。バックキックを打ち込んでいくコンディット。GSPがパンチをかわしてシングル。コンディットはまたスイッチを狙う。外されたが蹴って脱出。パンチを打ち込むコンディット。倒しに行っている。GSPはジャブを入れる。パンチで金網まで追い詰めるとタックルでテイクダウン。そして即ハーフ。パスを狙いながらパウンド。バックを取らせて逃げようとしたコンディット。しかしガードに戻る。GSPはパウンド。コンディットは下からアームロックを狙うが外れる。GSPが肘。ホーン。
最終ラウンドもGSP。
49-46、45-50☓2でGSP王座防衛。3Rもダウン後にリカバリーしてからGSPが取り返したと見たジャッジが2人いたか。
試合後のインタビューでアンデウソン戦について振られるが、コンディット戦しか考えていなかったので、今後についてはちょっと休んでから考えるとのこと。
GSPがフランス語で観客にアピールすると黙るジョウ松村。