格闘技徒然草

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★UFC159:第8試合・フィル・デイヴィス vs. ヴィニー・マガリャエス

ライトヘビー級。
ラシャド・エヴァンスに連勝を止められたデイヴィス。ランキング2位のグスタフソンにキャリア唯一の敗戦を与え、JJと並び次世代のトップ選手と目されているが、いまいち突き抜けない。
相手は前回出戻り再デビュー戦で勝利したADCC世界王者マガリャエス。寝技は強いがスタンドレスリングに穴があり、エリートレスラーのデイヴィスとはそこで差がつきそう。
軽快に打撃を打ち込んでいく両者。組んで金網に押しこむデイヴィス。離れた。パンチでちょっとぐらついたマガリャエス。ハイキック。ガードの上からだがマガリャエス防戦一方。しかしローをキャッチしてテイクダウンしたマガリャエス。バックに回って腕を狙うが外して立ったデイヴィス。スタンドへ。打撃ではデイヴィスが積極的に手数を出していく。ガードを固めるマガリャエスだが打たれている。ホーン。
1Rはデイヴィス。グラウンドになればマガリャエスペースだが、デイヴィスも相当警戒している。
2R。アッパーを入れたマガリャエス。手数が増えている。デイビスはタックルからバックに回るが、マガリャエスは引き込んでガード。付き合わずに離れるデイヴィス。マガリャエスのガードをぬってパンチが入る。マガリャエスはまた手数が減ってしまい、打たれるままになっている。マガリャエスのローを掬って倒したデイヴィスだが、寝技に付き合わずスタンド。残り1分。スタンドのパンチで削っていくデイヴィス。マガリャエスは低空タックルに行くが切られる。ホーン。
2Rもデイヴィス。
3R。距離を取ってのジャブ・ワンツーで削っていくデイヴィス。マガリャエスもパンチを返すがすぐに距離を取られ届かず。マガリャエスの引き込みは相手にせず。なすすべなく、挑発をするマガリャエス。デイヴィスのパンチの練習台みたいになってる。デイヴィスもKOしようというようなパンチではない。軽い連打を打ち込んでいく。マガリャエスのタックルは切られる。時間が過ぎていきタイムアップ。
判定3-0(30-27, 30-27, 29-28)でデイヴィス勝利。
マガリャエスは数字以上の完敗。あまりにも工夫がなかった。デイヴィスも負けがないのは途中で確信しただろうが、この相手にただ勝つだけでは評価が上がらないこともわかっていただろうか。