格闘技徒然草

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★UFC161:第1試合・イーブス・ジャボウィン vs. ダスティン・ペイグ

バンタム級。この試合はジャボウィンがホームのカナダ出身。
ジャボウィンはバンタム級転向後3連勝。軽量級だが倒せるパンチを持っているストライカー。しかし前回はブラット・ピケットとのKOパンチャー対決で1RKO負けして連勝を止められている。
ペイグは下攻めを得意とするグラップラーだが、今時下からの攻めが武器だと使い勝手が悪い。前回もそのまま上をキープされ判定負けしている。下攻めが得意というより、単に下になってから抜け出す技術がないだけかもしれない。UFCキャリア4戦1勝3敗ということを考えると、この試合がカットファイトである可能性が高い。
UFC初開催のマニトバ州ウィニペグの観客のテンションが第1試合から異常に高い。ブラジル並み。
打撃戦からもつれて上になったジャボウィン。インサイドから三角を仕掛けるペイグ。クリアしたジャボウィンだが今度は腕十字。これも外してハーフにする。ハーフの片足に足関を仕掛けるペイグ。回転して逃れるジャボウィンだが、結果的に上を取り返したペイグ。マウント!ブリッジで返すジャボウィン。三角に捕らえたペイグだが外してパウンド!ガンガン落とす。ホーン。
上からパウンドを落とすジャボウィンと下から関節技を仕掛けたペイグ。惜しい仕掛けもあったが、ジャボウィンのラウンドか。Sherdogのジャッジは三者ともペイグ。
2R。スタンドでジャボウィンのパンチがヒット。首相撲の体勢になるが、ペイグが支釣込足でテイクダウン。ハーフ。マウント!パウンドを落とす。亀になるジャボウィン。ペイグは四の字フックでチョークへ。ディフェンスしているジャボウィン。マウントに戻った。パウンドラッシュ。肩固めを狙ったペイグだが外してハーフに戻したジャボウィン。ハーフから足を抜く瞬間に体勢を入れ替えて上になるジャボウィン。ペイグのガード。ジャボウィンはヒジ。しかし手数が少ない。そのままホーン。
2Rは完全にペイグ。
3R。いきなり組み付いたジャボウィン。また支釣込足を狙ったペイグだが潰されて下に。ペイグのガード。しかしここから効果的に攻められていないジャボウィン。ペイグの仕掛けを凌いでヒジ・パウンド。しかし手数が少なくブレイクがかけられる。ソバットを放つがバランスを崩して倒れたジャボウィン。すかさず上を狙うペイグ。ジャボウィンはシングルレッグで上を取ろうとするが、ペイグに切られるとマウントをとられる。ペイグ肘。ブリッジで反転したジャボウィン。ペイグの三角は外した。パウンドを落としていくがちゃんとヒットしていない。ホーン。
3Rもペイグか。
判定29-28ペイグ、29-28ジャボウィン、29-28ジャボウィン。スプリットでジャボウィン勝利。Sherdogは三者ともフルマークでペイグだったが…。1Rはジャボウィンでもおかしくはなかった。3Rはジャボウィンが上になっても効果的なパウンドもなかった(だからこそブレイクされていたわけだし)のに、これでジャボウィンに入るのはいつもと基準が違う。
ペイグは気の毒。