格闘技徒然草

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★UFC164:第4試合・チコ・ケイムス vs. カン・ギョンホ

バンタム級。前回は日本人が二人出場したが、今回は韓国人が二人登場。ちなみにメインのベンヘンも韓国系。
ケイムスはUFCデビューのダスティン・ペイグ戦ではなんとなく上をキープして判定勝ち。次戦のダスティン・キムラも安易に下になるタイプで2Rまではリードしていたが、3Rにマウントを取られチョークで一本負け。まだどんな選手か良くわからない。地元ミルウォーキー出身で、メインに登場するアンソニー・ペティスと同門のルーファスポート所属。
ギョンホはRoadFCの初代バンタム級王者。戦極に参戦した時は大澤茂樹に固められ判定負けしていたが、その後急成長。UFC日本大会ではアレックス・カサレスと対戦し、敗れたがスプリット判定まで持ち込んだ。
アウェイのギョンホには容赦なくブーイング。地元ケイムスに大歓声を送るミルウォーキーの観客。
ギョンホ、足が長く佇まいがエリック・シウバっぽい。初めてのアメリカでどアウェイでも落ち着いている。ケイムスのパンチがガードをぬってギョンホの顔面にヒット。しかし前に出てきたケイムスにカウンターのタックル。ベストタイミングで入ってテイクダウン成功。パウンドを落としつつパスを狙うギョンホ。ハーフの足に絡もうとしたケイムスだが潰してハーフになるギョンホ。足を抜いてサイドに。マウントを狙ったが失敗してインサイドに。しかしヒジを落とすギョンホ。蹴って距離を作ったケイムスだが立てない。ケイムスがオモプラッタで返してスタンドになったところでホーン。
1Rはギョンホ。
2R。パンチが交錯するがすぐにテイクダウンしたギョンホ。蹴って立とうとするケイムスだがすぐに押さえこんで立たせないギョンホ。ギョンホインサイドからパウンド。ブリッジで返そうとしたケイムスだがハーフに。パス成功。ケイムスブリッジで脱出。その瞬間に十字を狙ったギョンホだが抜いて上を取ったケイムス。ハーフにしてヒジ。ケージまで移動したギョンホ。亀になって立とうとしたがケイムスがチョーク。足が絡んでいないため脱出。しかしまだ上をキープしているケイムスがパウンド。ホーン。
2Rは後半盛り返したケイムスのラウンド。
3Rだが両者スタミナ十分。ケイムスレッグダイブ。切った。打撃戦。ケイムスのパンチがヒットするが、ギョンホは飛び膝。スタンドでケイムスのパンチがヒットしている。打撃だとケイムスか。ギョンホタックルに行きテイクダウン。ハーフ。ガードに戻したケイムスだがパウンド・ヒジを落とすギョンホ。ケイムスが足で距離を作ると飛び込んでのパウンド。蹴って立ったケイムス。ケイムスのパンチが入り、ギョンホがタックルに行くが切られて亀に。しかし腕を巻き込んで回転し上を取り返す。残り1分。残り20秒でケイムスのペダラーダが顔面を打ち抜きケイムスが上を取り返しパウンド!ホーン。
最後までは微差でギョンホだと思ったが、蹴り上げで引っくり返ったかもしれない。ギョンホは上になっている時間は長かったがダメージはなかった。
判定29-28×2、30-27の3-0でケイムス勝利。フルマークを入れたジャッジはないだろうと思ったが…。1R大半の時間でギョンホが上になってパウンドを落とし、ケイムスは何もできなかったのに。しかしギョンホもアグレッシブで良かった。ファイト・オブ・ザ・ナイト候補。