格闘技徒然草

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★UFC164:第3試合・ソア・パラレイ vs. ニキータ・クリロフ

ヘビー級。
PRIDE参戦経験もある、オーストラリアのヘビー級トップファイター・パラレイ。UFCにも2007年に1度だけ出たことがあったが、3RTKO負けで即リリース。その後はオーストラリアのローカルイベントに出場し続け、ダニエル・コーミエに敗れた以外は、日本の川口雄介や井上俊介、戦闘竜ボブ・サップなどと戦って勝利。もう36歳で、いくら勝っていると言っても相手は北米での実績が全くない選手ばかりなのに、これでUFCと契約できるのか。地元オーストラリア大会ならまだわかるが…。これなら石井慧IGFで今のレベルの試合を続けていればUFC参戦できそうな気がする。
相手は初参戦のウクライナ人クリロフ。1992年生まれの21歳で、マックス・ホロウェイを抜いて現UFC最年少ファイターとなる。バックボーンは極真空手とサンボ。
プロ戦績は17戦だが、デビューはなんと昨年7月で、UFCと契約するまでの10ヶ月間だけでこの戦績をこなしている。ほとんどの試合を1R2分以内で終えているが、ネットで見られる試合動画を見る限り、対戦相手は簡単にテイクダウンを取られたりあっさりマウントを取られたりと、レベルは相当低い。ほぼウクライナ国内の試合で、戦績もSherdogでは追いきれていない部分が多いと思うが、少なくとも北米での戦績があるような相手とは対戦していない。とんだ一杯食わせ者になる可能性も高い。
海外の試合でコールされた時はクリロフって聞こえた気がしたが、実況はクライロフと言っているのでここからはクライロフで。オッズはクライロフ優勢。
全力のローを入れたクライロフだがパラレイはタックル。切りきれずに抱えられると金網をつかむクライロフ(反則)。結局テイクダウンされ下に。パラレイはガードの中からパウンド。下から打ち返すクライロフ。オモプラッタ?たまたまか。鉄槌を落とすパラレイ。サイドを取られた。マウント!パウンドを落とされるとクライロフ亀に。バックマウントになるが前に落として脱出。パラレイ早くもガス欠?スタンドでクライロフがラッシュ。ボディに膝。しかしまた組み付いたパラレイ。バックを取るとクライロフは桜庭ロック。外れた。クライロフもガス欠気味。パラレイまたテイクダウン。下から三角を仕掛けたクライロフだが外したパラレイは袈裟固め。下から足を絡めたクライロフだが外れる。そのままホーン。
1Rはパラレイ。予想通りのメガトンマッチ。2人ともスタミナがなさそうなので、この後はgdgdになりそうな予感も。
2R。とりあえずゴング&ダッシュするクライロフだが組み付かれると為す術なし。簡単にテイクダウンを許すとパラレイサイドからキムラ狙い。外したがマウントに。すぐ亀になるクライロフ。パラレイパウンドだがお互い疲れてる。立ったクライロフ。しかしすぐテイクダウンするパラレイ。テイクダウン耐性ゼロ。しかしパラレイも攻められずにブレイク。パンチで突っ込んだクライロフ。膝!パラレイ防戦一方。しかしクライロフの打撃にも力がない。クライロフシングルレッグに。倒せない。離れて打撃戦。スローな打撃を入れていく。パラレイノーガードで受ける。与えたダメージより自分のスタミナ消費量が大きそうなクライロフ。
2Rはクライロフ。Facebookの動画が止まったのでYoutTubeに移動。
3R。また何も考えずに突進するクライロフ。パンチを入れるが組み付く。クライロフタックルに行くが倒せない。もうスタミナ限界のクライロフはなぜか亀に。パラレイマウント。パウンド連打。レフェリーストップ。
ひどいメガトン。いやDEEPあたりでやるならいいメガトンだけど、UFCでやる試合じゃない。勝ったパラレイもスタミナ切れが早かったし、まともな相手だと厳しそう。