格闘技徒然草

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★UFC172:メインイベント・ジョン・ジョーンズ vs. グローバー・テイシェイラ

ライトヘビー級タイトルマッチ5分5R。
UFC参戦以来5連勝のテイシェイラ。ビザが発行されず、UFCとの契約まで時間がかかったため、意外と若くはない(34歳)が、2年かからずにタイトル戦まで辿り着いた。ハードパンチャーでありながら寝技も強い。
P4PのJJは前回グスタフソン相手に予想外の苦戦。デビュー以来でもここまで苦戦したのは初めて。しかしそれはグスタフソンのかつて経験したことがないリーチの長さに苦しめられたもので、テイシェイラ相手ではリーチで上回る。体の厚みではテイシェイラが上。
いきなり左ミドルを打ち込むジョーンズ。テイシェイラがパンチを打っていく。ジョーンズタックルに入るが受け止めたテイシェイラ。離れるジョーンズ。サイドキックから関節蹴り。いつもムーブ。テイシェイラのパンチに頭を下げてかわすジョーンズ。テイシェイラのシングルは切るJJ。テイシェイラが距離を詰めてパンチを振り回す。テイシェイラのミドルをキャッチしてテイクダウンしたJJだがテイシェイラすぐに立つ。JJ離れた。JJバックスピンキック。テイシェイラが距離を詰めてパンチを打つがステップバックしてかわす。JJのかかと落としがヒットしたところでホーン。
1Rはテイクダウンも取った分JJ。ただ大差はない。
2R。距離を詰めてきたテイシェイラにカウンターのタックル。尻餅までつかせたが、寝かせられないと見たJJはすぐ離れる。前蹴りを打ち込むJJ。キック・ヒジを打ち込むJJ。関節蹴り。ヒジがヒット。組み付くがサミングがありブレイク。再開。出てきたテイシェイラ。パンチが入る。ケージに追い詰めてラッシュ。しかしかわしている。また距離を取ってキックとヒジ。スタンドでヒジをジャブのように連打するJJ。テイシェイラタックルも切られる。また関節蹴り。スピンキックをボディに入れて押し込むと肩パン。ホイールキックを見せたが空振りでホーン。
2Rもジョーンズ。テイシェイラはまだ一発入ればわからない。
3R。両者手数を増やしてきた。関節蹴り・ヒジを増やすJJ。JJダブルレッグ。いいタイミングだったが凌いだテイシェイラ。押し込むがテイシェイラは密着した状態からアッパーをヒットさせる。離れるJJ。また押し込んだJJ。ヒジ。テイシェイラはアッパー。テイシェイラ、顔面をカット。離れたJJ。残り1分。ミドルを入れて押し込んだJJ。アッパー!押し込んだ状態でヒジ・ボディを入れる。テイシェイラも返している。ホーン。
3RもJJ。テイシェイラ、右眉のカットがけっこう深そう。UFCではカットでのストップはほぼないが。
4R。判定では厳しくなったテイシェイラ。前に出ていくが、JJは手で頭を抑えて止めるとまた押し込み。ヒジ。離れた。打ち合いからJJのジャブをもらってマウスピースを吐き出してテイシェイラ。JJの手数が止まらない。アッパー。バックヒジヒット!また押し込む。押し込んでアッパーから左右のヒジ。残り10秒でJJダブルレッグ。2Rに続いてタックル成功。インサイドからパウンドを落としてホーン。
このラウンドもJJ。
5R。JJパンチからタックルでまたテイクダウン。すぐ立ったテイシェイラ。だがケージに押し込まれる。バックヒジ。テイシェイラがパンチで引き剥がすが、JJがそれ以上の手数を見せる。ケージに詰めた状態で足を止めての打ち合い。ロイ・ジョーンズJr.のように両手を後ろに隠してからのパンチを打ち込むJJ。また押し込んでヒジ。テイシェイラ入れ替えて脱出。さすがに消耗しているテイシェイラ。JJも攻め疲れかペースを落とす。残り1分。フットワークを使って逃げ切りに入るJJ。ホイールキック。タイムアップの前に両手を上げるJJ。タイムアップ。
判定三者ともフルマークでJJ王座防衛。
1Rこそ僅差だったがあとはスタンドでJJが圧倒。ケージに押し込んでからの攻めが圧巻だった。