格闘技徒然草

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★UFC173:第5試合・クリス・ホールズワース vs. チコ・ケイムス

バンタム級
ここから3試合続けてTUFウィナーが登場。その1人目は、今日メインで登場するディラショーと同門のアルファメール所属ホールズワース。MMA戦績はわずか4戦だが、すべて一本勝ち。TUFでも決勝まで全試合一本勝ち。格闘家の父と、ゴールデングローブボクサーの祖父を持つ。
相手のケイムスは年初のシンガポール大会で清水俊一を一方的に破ったカン・ギョンホに判定勝ちしている。UFC3勝1敗。唯一の敗戦はダスティン・キムラで、2Rまでリードしていながら3Rにチョークで逆転一本負けしている。
180cmのホールズワース。パンチを打ち込んでいく。ハイキックは空振り。左がヒットして倒れたケイムスだがスリップ気味ですぐ立つ。リーチのあるホールズワースが先に手を出していく。距離が詰まると首相撲。そこからシングルレッグに。押し込んでテイクダウンを狙う。倒した。すでにサイド。マウント!ガードに戻したケイムスだがすぐ一本超す。残り1分。ハーフからマウントを狙う。合間にパウンド・鉄槌・ヒジ。スクート。ホーン。
1Rはホールズワースだがもう少し削りたかった所。
2R。ホールズワース飛び膝。1R取られたケイムスも手数を増やしてきた。飛び込んでのジャブ。前に出たところにホールズワースがテンカオ。組み付いたホールズワース。またテイクダウン狙い。ケージを使って耐えるケイムスだがまた倒された。さっきと同じパターン。また簡単にマウント。残りはまだ3分。肩固め。やや浅いが強引にサイドに出て決めようとすると外され立たれる。しかしすぐにまたテイクダウン。そしてまたマウント。パウンド。また肩固めへ。肘を立てて防いでいるケイムス。話してパウンド。ヒクソンクラッチ。またパウンド。バックに回り得意のチョークの体勢。ケイムスディフェンスしている。ホーン。
2Rもホールズワース圧倒。ケイムス何も出来ず。
3R。打ち合いから前に出てきたケイムスをタックルで倒したホールズワース。インサイドからヒジ。そしてすぐハーフに。パス成功。マウントを狙うがまたハーフに。ケージを使って立とうとするケイムスのバックに回る。両足をフックし必殺チョークへ。しかしケイムスディフェンス。マウントに戻るとまた肩固め。また肘を立てて防ぐケイムス。結局決めきれずにタイムアップ。
判定三者30-27でホールズワース勝利。
テイクダウン・ポジショニングで圧倒しての全く危なげのない完勝だったが一本を取るには至らず。ローカルやTUFレベルならあそこで決めて勝てたのだろうが、上からパウンドなどでもっと削ってから仕掛けた方が良かったか。