格闘技徒然草

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★UFC173:第6試合・トニー・ファーガソン vs. 菊野克則

ライト級。
TUF13ウィナーのファーガソン。全試合KOで勝利してTUFを制した。193cmのリーチを活かした遠距離からのアッパーが得意。D-2レスラーだが自分からはタックルに行かず、打撃で勝負をかけるスタイル。UFC初黒星を喫したマイケル・ジョンソン戦でも、打撃で劣勢でありながらパンチで勝負し続けて判定負けした。
菊野は1月のシンガポール大会以来の試合で、アメリカでの試合はこれが初めて。1月のクィン・マルハーン戦では、マルハーンが引き込みを多用し、危なげこそなかったが思った通りの試合ができない不完全燃焼な勝利。
すり足の菊野。出てきたファーガソンにカウンターのパンチをヒットさせる。顔面にパンチを貰いちょっと距離を取るファーガソン。遠距離からのジャブ・キックに切り替える。ジャブで頭が後方にのけぞる菊野。予想以上に伸びてきてヒットしている。菊野ジャブを顔面にもらいふらつく。菊野ケージまで後退。ファーガソンのラッシュ。サークリングで凌いだ菊野だがまだピンチは続く。自分から出た菊野。ファーガソンの飛び膝にカウンターのパンチを合わせたがクリーンヒットはなし。ファーガソン突然の今成ムーブ。不発。ファーガソンのパンチを貰い背を向けた菊野。追いかけるファーガソン。バックから組み付いて投げる。バックマウントから腕十字へ。これは凌いだ菊野だがファーガソンはダースへ。決まりかかるが、ファーガソンは拘らずに立たせた。スタンドでファーガソンのパンチが入り菊野仰向けにダウン。追い打ちするまでもなくKO。
後半は菊野の実力を見切って余裕も見せたファーガソン。打撃勝負で打ち負けたので完敗。本人は階級を落とすことに否定的だったが、このままライト級で続けるのは、上を狙うことを考えたら厳しい。