格闘技徒然草

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★UFC173:メインイベント・ヘナン・バラォン vs. T.J.ディラショー

バンタム級タイトルマッチ5分5R。
ワイドマン vs. LYOTOが延期になり急遽組まれたバンタム級タイトルマッチ。バラォンにとってはナンバーシリーズで単独のタイトル防衛戦が組まれるのは初めて。最強挑戦者のユライア・フェイバーにも完勝し、P4Pランキングでも3位に。なお、「バラォン」はポルトガル語で男爵の意味で、本名ではなく祖母につけられたニックネームである。
チーム・アルファメールのディラショーはTUF14決勝でジョン・ダドソンに敗れている。その後はハファエル・アスンサォに敗れたのみで、そのアスンサォの代役としてタイトル挑戦権を掴んだ。過去にTUF出身のUFC王者はグリフィン、エヴァンス、マット・セラらがいるが、いずれもTUFを制しており、TUF出身で優勝できなかった選手のタイトル獲得はまだない。
どっしり構えるバラォンに対し、フットワークを使うディラショー。踏み込んでパンチを打ち込むディラショー。スーパーマンパンチはヒットせず。しかしアッパーがヒット。ミドル、ロー。ディラショーの攻撃がヒットしている。バラォンの右がヒット。浅いか。フットワークを使ってバラォンに攻撃をさせないディラショー。ディラショーの飛び込んでの右がヒットし、バラォンダウン!ハーフから潜って膝十字を狙ったバラォンだがディラショー抜いてパウンド。チョークに行く。あっさり入った。まだ効いているのか。なんとか反転して逃れた。ディラショーの足を抱えて立つバラォン。ホーン。
1Rディラショー。予想外の展開。バラォンの回復度合いはどうか。
2R。ガードを高めにしたバラォン。出てきたディラショーにパンチ&膝。ディラショーまた飛び込んでのパンチ。バラォンの手数が増えてきた。まあに入ると連打を打ち込む。しかしやはり先手はディラショー。ディラショー左ハイ。バラォン、ちょっとフリが大きいか。ディラショー朽木倒しからタックル。切ったバラォンだが首を掴んでコントロール。外したバラォン。バラォンのローが股間に入って中断。再開。ちょっとまで金的のダメージがありそうなディラショー。アッパーを打ち込むディラショー。右がヒット!ディラショーちょっと疲れたか。フットワークが止まる。ディラショーの左ミドルがヒット。左ボディ。ボディ効いてる?ホーン。
2Rはヒット数・有効打ともに五分。しかし先手を取っている分、ディラショー優位に見える。
3R。ステップを踏んでパンチを打ち込むディラショー、入ってきた所に連打を打ち込むバラォンという展開が続く。バラォン常に後手。ディラショーのワンツーがヒットしてぐらついた!バラォン右ミドル。サイドキック。ディラショーステップを踏んで距離を詰めるとパンチ・ミドル。左ハイ。惜しくもガードの上。サミングをアピールしたバラォンだがレフェリー認めず。そこにディラショーがパンチを打ち込む。タックルへ。ケージで堪えるがホーン。
3Rディラショー。2Rが微妙なだけに、バラォンは倒さなければ勝てないかもしれない。
4R。シングルレッグ。を狙ったディラショー。倒せず離れる。左ハイ。ガードの上。左ミドルがヒット。ディラショーのフットワークの前に翻弄されるバラォン。距離を取られるとディラショーが入ってきたところに打つしかないが、下がりながらのパンチになってる。押し込んだディラショー。バラォンバックスピンキックを狙ったがバランスを崩して下に。ディラショー抑えこむ。ハーフから潜ってまた足関を狙ったが抜かれる。ハーフからヒジを落とすディラショー。ホーン。
4Rもディラショー。バラォンにKO出来るだけの余力はもうないように見える。絶体絶命。
5R。フットワークが衰えないディラショー。バラォン、出ようとすると距離を取られ、苦し紛れのバックスピンっキックしかない。ディラショー左ハイ!ぐらついたところにディラショーのラッシュ!パンチをもらったバラォンが後方にダウン!ディラショー鉄槌連打!レフェリーストップ!
ビッグアップセット!チーム・アルファメールに悲願のUFCタイトルをもたらした。