ライトヘビー級。ランキング4位コーミエ、6位ダンヘン。
3連敗の後、ショーグンをKOしたダンヘン。コーミエはStrikeforceヘビー級トーナメントを制した後、UFCでも3連勝でいまだ負けなし。計量ではダンヘンがいつも通り3kg近くアンダー。コーミエとしてはここまで小さい相手との対戦は初めてでは。
勝者がグスタフソンの次のライトヘビー級王座挑戦権を獲得することが濃厚なトップランカー対決。客席にコーミエの同門ヴェラスケスがいる。
右を打ち込んだダンヘンだが、それをかわして組み付いたコーミエは足を払って豪快にテイクダウン。サイド。ダンヘンは下から足で右腕、両腕で左腕をホールドしていたが、コーミエは横四方で持ち上げるとバスター。横四方からあえてハーフに戻したコーミエ。そこからマウントを狙ったがダンヘン堪えた。マウント→ハーフの攻防が続く。コーミエが起き上がりパウンドを打ち込むがガードに戻る。しかしパス成功。ダンヘン亀に。バックからパウンド。サイドに戻る。下から足を狙ったダンヘン。防いだコーミエだが、距離ができて立たれる。肩で息をしているダンヘン。コーミエがパンチで突っ込むがホーン。
1Rはコーミエ。インターバル中も涼しい表情。ダンヘンはずっと下になっていたためスタミナを削られたか。それでも一発があるのがダンヘンだが。
2R。パンチを打ち込むダンヘンだが距離を取るコーミエ。コーミエシングル。ダンヘンはギロチンに行くが簡単に抜かれパスされる。ちょっと苦し紛れだった。サイドからアメリカーナ。防いだダンヘン。亀に。コーミエバックからパウンド。転がってポジションを変えようとするダンヘンだが、コーミエは常に上をキープ。サイドからヒジ。マウント！ハーフに戻すがコーミエがパウンドで削る。そしてパス。サイドで押さえこんでパウンド。亀になるがまたパウンド。全く返せないダンヘン。上をキープし続けたコーミエ。2R終了。
2Rもコーミエ。しかしKOするような強いパンチが無いためか会場からはブーイングも。
ファイナルラウンド。やはり倒すしかなくなったダンヘンだが、最近ないほどスタミナが削られている。コーミエタックル。持ち上げて投げる。すぐ立ったダンヘンの足を払ってまた倒す。動物的な動きのコーミエ。上を取るとマウント。ダンヘン亀に。足のフックを外して上キープに徹するコーミエ。スタミナも相当厳しいダンヘンは動いてもずっと上を取られ続ける。パウンドを打ち込むコーミエ。残り90秒でチョークへ。うつ伏せで絞められるダンヘン。落ちた！レフェリーストップ。
14分間削り続けて最後にチョーク。パーフェクトゲーム。
UFC復帰以来、ここまで圧倒され続けての負けはなかったダンヘン。完敗だったが、ローガンの試合後インタビューでミドル級転向も示唆するなど、現役続行の意欲は衰えない。
