ウェルター級。
この日最初の地元スウェーデンのファイター・ムソーク。これだけのビッグイベントなのに、地元選手が3人しか出ない。元々スウェデニッシュUFCファイター自体が7人しかいないが。UFCでは3勝1敗で、負けた相手はケルヴィン・ガステラム。まだ前座〜中盤の相手にしか勝っていないが、長いリーチからのパンチが武器。
ロシア人のトメノフは徒手格闘術のロシア王者で、UFC2勝1敗。初戦はイルデマー・アルカンタラ相手にスタミナ切れで負けたが、その後2試合続けてパンチでKO勝ち。ローカル時代から通算で勝った試合は8試合連続KO勝利中。
地元ムソークに大歓声。打撃戦。左ミドルを入れていくムソーク。トメノフは間合いを詰めてパンチを打ち込む。トメノフがミドルから右をヒットさせる。お互い慎重。残り1分。ムソークが前に出てパンチ連打を打ち込む。左がクリーンヒット。ホーン。
拮抗した1R。ヒット数・有効打もほぼ互角。
2R。トメノフがプレッシャーを強めてきた。パンチから左ハイ。組み付こうとしたムソークだが引き剥がされる。ムソークの右ミドルに右ストレートを合わせたトメノフ。打撃は互角だが前に出ていくのはトメノフ。首相撲を狙うムソークだが振りほどくトメノフ。トメノフが手数で上回っている。ジャブを打ち込む。顔面に入ってムソーク出血。ムソークシングルレッグに。堪えたトメノフが逆にタックル。倒せないが離れた。ホーン。
2Rはトメノフ。
3R。シングルレッグに入ったムソークだが倒せず。その後またタックル。切られる。低空タックルで足を掬って倒したムソークだが瞬時に立つトメノフ。トメノフの右が入ってマウスピースを吐き出すムソーク。またシングルレッグ。倒せず。打撃ではトメノフ優勢のまま。パンチから押し込んでタックルに入ったムソークだが、トメノフの腰が重く倒せず。苦しいのかまたマウスピースを吐き出したムソーク。またパンチからタックルに。残り30秒でカウンターのタックルからテイクダウンしたトメノフ。押さえこまずパウンド。すぐ立ったムソークが逆にタックルに入るも、倒せずタイムアップ。
3Rもスタンドの手数でトメノフ。
判定三者とも29-28でトメノフ勝利。地元のムソークへのホームタウンデジションはなし。
