格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC221:第3試合・ロス・ピアソン vs. 廣田瑞人

ライト級。TUF(RTUJ)ウィナー対決。

UFC24戦目という大ベテランのピアソン。UFCデビューから今年で10年目。戦績は11勝11敗1NCと五分だが、ここ4戦は4連敗中。ホルヘ・マスヴィダル戦が緊急の代役でウェルター級契約だったので救済されていると思われる。だがさすがに5連敗は厳しい。現在はオーストラリア人の妻と結婚しオーストラリア在住。

日本大会で体重を落とせなかったにも関わらず、体調不良で試合が消滅した廣田は、減量苦を回避するために今回からライト級転向。日本ではほぼライト級で戦ってきた廣田だが、UFCではこれがライト級初戦。最激先区のライト級でも4番目の年長者となる。UFCは年1ペースで1勝1敗1分けだが、前回完敗した上に試合を1つ飛ばしているので、負けたらリリースの可能性は拭えない。

予想よりもピアソンの体に厚みがあり体格差がある。静かな打撃戦。廣田飛び込んで左をヒットさせる。ロー。両者間合いの外から飛び込んでのパンチを狙い続ける。打ち合いにならないまま1R終了。

手数も五分だし僅差の1R。どちらも落としているかもしれないという意識でいてくれたらいいが、得てして両者自分が取ってると思いがち。

2Rも間合いを取りジャブやローの打ち合い。しかし1Rよりは手数が増えてきた。残り1分で右を当てた廣田がプレスしてパンチを入れていく。ワンツー。大振りのフックがヒット。さらに右が入って腰が落ちたピアソン!立て直しホーン。

終盤で印象を取った廣田のラウンドだろう。

ジャブ、ローを出していくピアソン。入ってくる所にパンチを合わせようとする廣田。自らは出ない。ほぼ手数が五分のまま残り1分。しかし先に当てていくピアソンの方が若干印象がいいか?ワンツーを打ち込んだ廣田だがピアソンもジャブを返す。手数を増やした廣田。ピアソンの左ハイがかすめる。タイムアップ。

手を上げて勝利をアピールしたピアソン。廣田も手を挙げる。

30-27×2、29-28の3-0でピアソン。2Rも取られてたか。

Ross Pearson def.  Mizuto Hirota :: UFC 221 :: MMA Decisions

メディアのジャッジはフルマークは少ないとはいえ、全員ピアソンを支持。