格闘技徒然草

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UFC221:第2試合・石原夜叉坊 vs. ホセ・キニョネス

バンタム級。メイン以外でオーストラリア・ニュージーランド出身または在住の選手が絡まない唯一の試合だが、しいて言えばメキシコのキニョネスよりはホームが近い夜叉坊のホームか。

RTUJからフェザー級に上げていた夜叉坊だが、ようやく本来のバンタム級に戻す決意をした。

RTUJウィナー(決勝ドローで2者同時優勝)の夜叉坊に対し、メキシコのキニョネスはTUFラテンアメリカ準優勝。決勝では敗れたがその後3連勝している。TUFに出た時点でMMAキャリアは3勝1敗で、戦績の半分はUFCでの試合。オッズではキニョネスがフェイバリット。

蹴りをキャッチしてテイクダウンしたキニョネス。夜叉坊ケージですぐ立つと正対。ぐいぐい押し込むキニョネス。夜叉坊なかなか引き剥がせない。投げをこらえた夜叉坊だがまだ押し込まれている。キニョネスの投げで膝をついた夜叉坊。さらに投げて両手をつき亀に。足を差し込まれ四の字バックを取られる。チョークは防いでいるが反転できない夜叉坊。ようやく正対して立った。キニョネスのファールカップが外れた?レフェリーブレイクをかけスタンドで再開。押し込まれた状態から抜け出せなかった夜叉坊だけにこれはラッキー。スタンドでプレスしていく夜叉坊。左をヒットさせる。組みついてきたキニョネスに首相撲から膝。外掛けでバランスを崩させる。すぐ立ったキニョネス。残りわずかで夜叉坊の左がヒットしバランスを崩すキニョネス。ホーン。

1R微妙だがキニョネス?

2R。先に手を出していく夜叉坊。パンチからタックルに。両足を束ねて倒したが、すぐに引き剥がして立ったキニョネス。打撃戦が続く。前に出ているのは夜叉坊だが手数は五分。残り1分。右で飛び込んだキニョネスにオーバーハンドの左が側頭部を捕らえ効いた!足元がふらついているキニョネス。追い打ちのパンチで尻餅ダウン!パウンドは防ぐキニョネス。ホーン。

2R夜叉坊。

3R。飛び込んでくるキニョネスにパンチを合わせた夜叉坊だが組み付かれる。しかしすぐ引き剥がすことに成功。ローを蹴るキニョネス。そこに夜叉坊はパンチを合わせていく。タックルで一瞬倒された夜叉坊だがすぐ立った。残り1分半。ここまで手数はややキニョネス。夜叉坊はスタミナはあるはずだが踏み込めないのか手数が足りない。両者出ていかないままタイムアップ。

3Rは微妙。1Rはバックを取っていた時間が長かったキニョネスとダウン気味のパンチを効かせた夜叉坊どちらに入るか。

29-28×2、30-27の3-0でキニョネス勝利。

30-27のジャッジがいる時点で夜叉坊の勝ちだと思ったがまさかのキニョネス。2Rダウンさせたのにキニョネスに入れるジャッジはおかしい。ただ30-27がありえないだけで、29-28キニョネスは別におかしくない。1R微妙だったのに、なぜ3R確実に取りに行かなかったのか。第1試合に続き、決して実力的には劣ってない相手に負けるパターンは残念。

Jose Quinonez def.  Teruto Ishihara :: UFC 221 :: MMA Decisions

メディアスコアはほぼ29-28キニョネス。