格闘技徒然草

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UFN138:第1試合・スティービー・レイ vs. イエシン・アヤリ

ライト級。

スコットランドのレイはUFC5勝3敗。ロス・ピアソンとジョー・ローゾンのベテラン勢に連勝していたが、次の試合でポール・フェルダーに初のKO負け。前回はスタンドで逃げ続けるケイジャン・ジョンソンを捕まえられずに判定負けで連敗中。

ドイツのアヤリはUFC1勝1敗。UFCデビュー戦はスタンドで逃げ続けて判定勝ち。2戦目のダレン・ティル戦もやはり下がり続けたがダウンを奪われ、3Rに攻めに出たものの判定負け。これが1年5ヶ月ぶりの試合。今回からライト級に落とす。

プレッシャーを掛けていくアヤリ。レイはローを蹴る。飛び込んでパンチを入れるレイだがアヤリがカウンターの右フック。レイはサイドキック。アヤリもミドルを蹴る。両者手数が少ない。残り10秒でアヤリが出て首相撲に捕らえたがホーン。

1Rはローの手数ではレイ。アヤリはプレッシャーはかけるが、レイが出たところにカウンターのパンチを狙うだけ。

2R。両者とも1Rは間違いなく取ったという確信はないと思われるが、展開変わらず。プレッシャーを掛けてくるアヤリにレイはローを入れる展開。アヤリがプレッシャーを強めてケージ際まで詰めるとようやくパンチを入れる。レイもパンチを返す。レイのローで足が流れるアヤリ。アヤリ前に出てパンチを出す場面が増えるが、その分レイのパンチももらっている。またローをもらうアヤリ。ホーン。

2Rも手数ではレイだが、半分はローなのでどれだけ評価されているか。

3R。またプレッシャーをかけるアヤリ。飛び込んだところにレイがカウンターの右フックを引っ掛ける。強烈なインロー。かなり効いてきてるか。アヤリがパンチを出していくが、レイも打ち返す。レイのジャブ連打がヒット。アヤリプレッシャーだけはかけ続ける。しかしパンチで出たところにカウンターをもらう。その間もローで手数(足数)を稼ぎ続けるレイ。残り時間わずかになり、打ってこいと挑発するレイ。パンチの打ち合い。アヤリは両手を後ろに回して挑発。タイムアップ。

両者勝利をアピール。

29-28×2、30-27のフルマークでレイ勝利。

顔面への打撃のヒット数ではアヤリだったが、ローをもらいすぎた。1,2R落とした可能性がある時点で3Rは倒しに行かなければいけなかったが、戦い方からその危機感は感じられず。最後も両手を背中に回して挑発する隙があるなら自分から手を出すべきだったのでは。